漫画小説ネタバレ考察

『ゼロカラカサネルイセカイセイカツ』ネタバレ解説と内容考察|リゼロ2期アニメDVD全巻購入特典小説

アニメリゼロ2期アニメDVD/ブルーレイ全巻購入特典小説のRe:IFから始める異世界生活『ゼロカラカサネルイセカイセカツ』について解説と考察をしました。

大まかな章の内容と解説考察をしています。

WEBにある『ゼロカラカサネルイセカイセカツ』の再編集・加筆版の内容になっています。

リゼロ本編ネタバレ
9〜15巻(4章聖域編) 16〜20巻(5章水門都市編)
21巻(6章監視塔編) 22巻(6章監視塔編)
23巻(6章監視塔編) 24巻(6章監視塔編)
25巻(6章監視塔編)
リゼロ外伝小説ネタバレ
ゼロカラカサネルイセカイセイカツ アポカリプスガールズ
剣鬼戦歌 紅蓮の残影
赫炎の剣狼 Golden Sibilings
魔女のアフターティーパーティ オルコス領の赤雪
EX4最優紀行 ゲーム偽りの王戦候補
氷結の絆




『ゼロカラカサネルイセカイセイカツ』目次

プロローグⅠ『聖域の盾』
第一章『魔女と重ねル異世界生活』

プロローグⅡ『魔獣使い』
第二章『魔女と重ネル異世界生活』

プロローグⅢ『万能家令』
第三章『魔女とかサネル異世界生活』

プロローグⅣ『獅子王の系譜』
第四章『魔女とカサネル異世界生活』

それぞれ章ごとに大まかに解説します。ちなみにプロローグとは、その章の一部を切り取ったあらすじ的な感じの内容なので5ページほどになります。全体としては約300ページの内容でした。

タイトルが『重ねル』→『重ネル』→『かサネル』→『カサネル』となっていますが、スバルがエキドナに侵食されていくごとにカタカナになっているような表現かもしれません。




各章のおおまかなネタバレ

プロローグⅠ『聖域の盾』

聖域の中でガーフィールが大兎に襲われ、スバルがそれを見て、根本的な対処が違うからお前では無理だよと言う。

第一章『魔女と重ねル異世界生活』

スバルは瘴気によってシーマから危険視され、ガーフィールによって監禁される所から。大兎に食われエキドナの茶会に。この時既にエキドナと契約しており、契約の証である黒い魔水晶を首にかけている。エキドナが魔水晶から墓所の外での記憶を読み取る。

エキドナは情報を全て明かさずスバルの15回の死を見過ごし、スバルにドナ茶を飲ませることで強欲の使徒の権限をガーフィールより上回るようにする。シーマと複製体たちを使い、ガーフィールを追い込み、スバルは自分が試練を全てクリアして聖域の結界を解いて、聖域の住民を外に避難させる。だからそれを邪魔しないでほしいと話す。

この時の最大の敵であったガーフィールという驚異を取り除いたことで次に進んだが、232回の死を重ねていた。そしてガーフィールからの信頼は勝ち取れていない。

プロローグⅡ『魔獣使い』

村と屋敷を襲撃していたメィリィはスバルによって孤立させられ、エルザを攻略する為にお前が必要だとスバルに刺激臭のするハンカチで眠らされる。

第二章『魔女と重ネル異世界生活』

魔獣の角をピッケルで攻撃するも折れず、食われてしまい、行き詰まった感に激昂し、エキドナの首を締めて殺す。吐いた後に再構成されたエキドナに慰められスバルは泣く。周期的にくるスバルの感情を『怒りの日』『凪の日』と名付ける。

スバルは既に試練を全て突破していたがセーブポイントが試練前だったので、死に戻りの度に試練を受けていた。魔獣の角にダメージを与えても乱れがなかったことからメィリィの加護が強力だと理解する。そしてエキドナからメィリィの攻略法を聞き、スバルはロズワールにエルザとメィリィを分断させるよう計画の変更は伝えられるはずだと言い、そうさせる。

メィリィが加護で操れる限界の百体以上の大兎をけしかけ、分断と誘導がうまく成立し、孤立させたメィリィに毒草を染み込ませたハンカチで意識を奪う。人質のメィリィを連れてエルザの元へ行く。スバルは莫大なマナを持ち、機動力があるロズワールを同行させていた。メィリィと同じ手口で大兎を呼び込みエルザを食わせる。エルザをけしかけたはずのロズワールすら使い、襲撃を解決する。




プロローグⅢ『万能家令』

クリンドは壮絶に老生したスバルの魂を見て驚愕する。そして滅んだはずの魔女の魂を見過ごすことはできないという。白鯨と怠惰討伐の論功式で最小の一手で済ませるつもりが、行動を先読みされる。

第三章『魔女とかサネル異世界生活』

論功式の壇上で突如スバルが殺される。クルシュ陣営、アナスタシア陣営、エミリア陣営が集まる中での死だったが今回は即死だった。十数回の死を重ねてエキドナはスバルの死は権能によるもので、大罪司教に連なる位階の相手で魔女因子に由来する、使徒に分け与えているパターンもあると話す。それなら瘴気で見分けられるかと思うも、死を重ねすぎてスバルの瘴気は会場全体を覆うほどだった。

そこで会場全体500人に『お前は大罪司教か』と聞いて回ることに。そしてクリンドに質問をした時、奇妙な引っ掛かりを覚え、敵だと感じる。クリンドの情報収集を進め、ロズワールからは財産を守るという契約をしており、対価はとある相手を共闘して倒すという対価も昔に払った。フレデリカからアンネローゼを大切にしてると聞く。

スバルはアンネローゼを人質にとるも、クリンドは世界の維持を優先するという。壇上で魔女教だと叫ぶと会場の猛者達はクリンドに襲いかかる。千回以上の死を積み重ねる。ヴィルヘルム、ユリウス、マーコスもいたが、全て殺された模様。クリンドに立ちふさがるフレデリカも四肢を潰されると、スバルは俺を殺したらフレデリカを殺させると言うとクリンドの表情が凍りつき殺される。そうしてクリンドの弱点がわかると別のループでフレデリカを人質にクリンドを殺す。

プロローグⅣ『獅子王の系譜』

ラインハルトが不在の日、フラムとグラシスを制圧し、スバルは屋敷に忍び込み、ロム爺と一緒に王国から離れろとフェルトに言う。ロム爺やお前の過去を知っていると脅し、王戦から離脱させ、カララギに逃がす。

第四章『魔女とカサネル異世界生活』

スバルは朝、魔女との茶会の日課を終えて、メイドをして2年、14歳になり大人びたペトラに起こされる。ロズワール邸の庭では、ガーフィールとラインハルトが稽古をしていた。スバルが話しかけるもガーフィールには乱暴な態度をされ、信頼されていなかった。スバルはフェルトが王戦から離脱してからエミリア陣営にラインハルトを引き込んでいた。

ベアトリスは司書の役目を放棄し禁書庫を手放した結果、普通の部屋にいた。スバルにはベアトリスの心を開くことができず今も拒絶されていた。ロズワールはスバルにエキドナとの再会の目的は話さず、スバルの目的はレムを目覚めさせる為に龍の血を欲していた。ラムには親しみさが消え他人に話すように丁寧に会話され壁ができていた。フレデリカはクリンドの死で深い傷を負い、いまだに立ち直れていなかった。

エミリアは聖域で試練を乗り越えられず、不安定な精神状態だった。なんでもスバルの言う通りにするというエミリアは依存し全ての判断をスバルに委ね、髪は短くなっていた。オットーは友達だと思っていたけど、あなたはそうは思っていなかったと言い屋敷から離れた。エルザは大兎の襲撃から救出しており、メィリィを人質に協力者にさせていた。エルザにこの先の天気を聞くと自分を殺させ、朝、ペトラに今後の天気を伝える為だけに死に戻りした。




『ゼロカラカサネルイセカイセイカツ』解説考察

<1章>寵姫

「こう見えてボクは一国の王に寵姫として迎え入れると言われたこともあるんだけど」

スバルが自分になびかないことから、エキドナはどこかの王に愛人になるよう言われたこともあると発言しました。

400年前でも国は4つだったと思いますが、どの国の王がエキドナにそのような事を言っていたのか。

当時最後の獅子王と呼ばれたファルセイルなのか、他の国の王なのか。こういう傲慢な態度をとりそうなのは、ヴォラキアというイメージなんですけどね。




<1章>瘴気と鬼族

ガーフィールが瘴気によって態度を変える話にて。

「そもそも鬼族は瘴気を感知できるように作られた種族だし、それで苦しむ羽目になっても、先天的な種族特性と思って諦めるしかないんじゃないかな」

エキドナが話した凄い情報ですが、最初から瘴気を感知できるわけではないのかなと思います。レムは鬼族の襲撃で感知できるようになり、『IFから始める異世界生活』の鬼族の生き残りレーゼがスバルの魔女の臭いを感じたのも、カペラに襲われたからの可能性です。実際に臭いを持つ人物や魔女教との接触が必要だとか。ラムが臭いを感知できないのは、角ナシだからの可能性が大きいのではないかと思います。

そしてなぜ瘴気を感知できるよう作られた種族なのか?魔女も魔女因子を持つので瘴気を発生すると思うので、根源である魔女因子を感知できるという意味合いではないでしょうか。とすると、魔女因子を最初に管理していた種族とか、今誰がもっているか探す為の種族とか。考察の幅が広い内容です。

「瘴気は君自身のオドから溢れ出しているわけじゃない。所詮は残り香…時間経過と共に薄れ、やがては消える。ただし、染みついたものが臭わなくなるまでには結構な時間がかかる」「君の濃度なら何週間や何ヶ月という単位を見ておきたいところだ」「君、ボクの契約者だろう?たとえ権能を振るわなかったとしても、ボクの瘴気から遠ざかることはできないから薄れる日はこないかもしれないね」

この発言からも、スバル本人から瘴気が出てるわけじゃないということなので、やはり権能を発動する為の魔女因子から発生してるのではと思います。




<1章>アルめいた言葉

ガーフィールを追い詰めて協力させるしかない状態にした時のスバルの発言。

「…お前は何も悪くないよ、ガーフィール」「ーーただ、運が悪かったんだよ」

この言い回しですが、アルならいつも言う言葉がありますよね。

「俺もお前も運が…いや、星が悪かったのさ」
「ああ、負ける。誰も俺には勝てねぇよーー星が悪かったのさ」

星と運の違いですね。

<2章>メィリィの加護

メィリィの魔操の加護は、魔獣の角にダメージを与えても動きに乱れがなかったので、強力な加護だと判明しました。

そして加護について、エキドナは「加護には個体差や成長の余地があるんだ」と言い地竜の風除けの加護についても、

「長い距離を走り続けた個体とそうでない個体とでは加護の範囲も持続性も異なる」「大抵の場合、加護が途切れる理由は地竜が走り疲れたからだと思われてしまう。地竜も口を利くわけじゃないし、気付かれなくても無理のない話だよ」

ほとんどの人は加護に慣れたから使えると誤解するが、加護自体が加護者に合わせて成長したから大人になった時のほうがうまく加護が使えるということでした。




<2章>エルザ攻略

今回スバルはメィリィを先に人質にとることで、大兎をけしかけてエルザを殺します。

そして大兎に全てを食べられる前に救出し、呪い人形の効果で再生した後、再度メィリィを人質に、エルザを従わせます。

『アポカリプスガールズ』を見た人はわかると思いますが、エルザがカペラに従っている理由は、エルザを救った奴隷商人のオリバーと呪い人形の呪術を施されたフェザーランの姉妹の最後の一人であるオルニアの命がカペラに握られてしまったからです。

今回の話では、エルザはカペラとスバルに二重に人質を握られているということです。

<3章>魂

クリンドは死に戻りを繰り返し過ぎている為に老生したスバルの魂を見て驚き、さらにスバルの持つ黒い魔水晶からエキドナの存在を感じます。

この事から外伝や特典で見てきたクリンドの魂を見抜ける力は本当だと判明しました。最初は性格的なものを見抜いているのだと思っていましたが、違うようでした。

ちなみにアルは億以上の回数死んでいるので、アルの魂ってどう見えるんでしょうね。1回の死に戻りを60秒だと過程して、1億回それを繰り返したとして、計算すると60秒×1億=190年の時を最低でも年齢にプラスして生きている計算になります。

なぜ魂が見えるのかについてはわかりませんが、クリンドは権能を持っているので加護は持てません。権能と加護どちらかしか持てないのは先生のツイッターで明らかになっています。

また、クリンドはスバルを見て『猛禽類めいた鋭い瞳』をしたと表現されており、WEBのIFの学園リゼロでクリンドは『夜鷹クリンド』と言われているのと、フレデリカに獣化を教えたこと、ロズワールが亜人しか雇っていない事を考えると、クリンドが鷹の半獣という事がわかるのではないでしょうか。ちなみに細かい話ですが『鷹』は猛禽類ですが、『夜鷹』は猛禽類じゃありません。別の鳥です。




<3章>クリンドの権能

まずはエキドナのクリンドへの見解。

『重ねた試行回数から判断する限り、君を殺したのは権能だ』『それも大罪司教に連なる位階の相手だよ。権能は魔女因子に由来する…使徒に分け与えているパターンもあるからね』

『その大罪司教は瘴気を纏ってるはずだから見分けるのは簡単なはずなんだけど』『死を重ね、権能を使い込んでいる今の君の瘴気は濃すぎる。会場にいる大罪司教を覆い隠すほどにね』

そしてロズワールの話。

「契約の対価ですか?それに関しては、ずいぶん昔に果たしましたよ。ええ、とある相手を倒すための共闘です。私にとっても宿敵で、都合がよかった」

今回でほぼ確定事項がわかったのではないでしょうか。クリンドは魔女因子の持ち主であり、ロズワールの宿敵を倒すのに共闘した。そしてその相手もクリンドが倒したい相手だった。

ロズワールの宿敵はヘクトールしかありえません。なので、ヘクトールを倒した時に憂鬱の魔女因子を引き継いだのがクリンドということでしょう。

今回論功式でスバルの心臓を直接潰したり、フレデリカの四肢を潰したり、ヘクトールと同様の圧力のような権能ですが、カサネルでも詳細は明かされませんでした。ちなみにクリンドはヴィルヘルム、ユリウス、マーコスとも戦って全員殺してしたはずです。



<3章>スバルの権能

4章でエキドナはスバルの死に戻りについては、嫉妬の魔女によるものだと言っていました。

そして、先程の『使徒に分け与えているパターンもあるからね』という発言から、死に戻りの権能は嫉妬の魔女からスバルに分け与えられているものなのではないかということです。

そしてこれはアルにも同じことが言えるのではないかと思います。

アルは領域の能力を使えますが、範囲やセーブポイントが指定できる限定的な死に戻りです。ただ5章を見ても最初から状況がわかっていたように水門を開けたりと領域の能力の死に戻りだけでは、考えられない出来事が起きているので、通常の死に戻りもできる可能性もあると思っています。

ただ、領域の能力に関しては自分でセーブポイントを決められるので、持続できるなら、未来で何が起きるのか確認してから死ぬことも可能ではないかと思います。アルの場合は傲慢の権能ではないかという説もありますが、死に戻りなら、これも嫉妬の魔女から分け与えられたものの可能性もありますよね。




<3章>次のロズワールの器

「そもそも彼がアンネローゼに仕えているのは私の命です。アンネローゼは一応次の『ロズワール』候補でしてねーぇ。身を守る保険が欲しかったのですよ」「彼とは契約を交わしていましてね。彼の使命に反らさない範囲で、私の財産を守るという契約です。アンネローゼも、その財産に含まれる扱いというわけで」

「以来、彼は私との契約を果たし続けてくれています。もーぉっとも彼もここまで長く付き合わされるとは思っていなかったでしょうねーぇ」「律儀なのですよ。それこそ約束した代が没した時点で引き上げてもよかった。なまじ相手の魂が見えると融通が効かなくなるようで」

だから今のロズワールに子供がいないのかと思いましたが、アンネローゼが次の器だなんて恐ろしい事実です。アンネローゼの父ダドリーはロズワールの遠縁で、妻のグレイスがゲートの欠陥を持っている為にロズワールが治療して知り合います。今のロズワールはLですが、アルファベット順だと次はMになります。アンネローゼの名前はAですが、名字のミロードはMです。まさか…と思いました。

ロズワールはグレイスと仲が良い関係ですが、魂の転写は魂を器に近づける事が条件だったはずなので、遠縁のダドリーの血縁で可能なのか?と思いました。そこでワンチャンダドリーではなく、ロズワールとグレイスの子供がアンネローゼなんじゃ?と思うようになりました。

アンネローゼは青髪に青い瞳で、ロズワールは青髪に青と黄のオッドアイです。ダドリーの容姿が明らかになってないのでわかりませんが、アンネローゼとロズワールは似た特徴を持っていますよね。




<3章>クリンドの使命

スバルがエキドナを連れ出している事を見ての発言。

「ーー飽くなき底なしの『強欲』に、世界を滅ぼさせるわけにはまいりません。約束」かつて、この世界を維持するために奮戦した人々がいた。好ましい相手もいれば、決して相容れない相手もいて、しかし、いずれも見ている方向と望んでいたものは同じだったはずだから。ーーその願いを覚えている最後の一人として、諦めることはできなかった。

スバルがアンネローゼを人質にとり、投降を迫った時の発言。

「いいえ、世界の維持を優先します。不忠」

フレデリカが立ちはだかり、攻撃する時の発言。

「これも世界の…いいえ、交わした約束のため。非礼」

このようにクリンドはアンネローゼやフレデリカよりも自分の使命と誰かと交わした約束を優先しています。そして『その願いを覚えている最後の一人』ということは今現在クリンドしかその願いを知らないということです。400年前から生きているロズワールやベアトリスでも知らないということです。

『世界の維持』という言葉からも、魔女の係累としてエミリアを排除しようとし、世界の均衡を保とうとした調停者メラクェラじみた思想にも似ています。世界を維持する為に行動していた一人がクリンドであり、他にもいたということですが、魔女と接点があったようなフリューゲルなどとは別の人でしょうか。




<3章>クリンドとエキドナ

そして先程の使命の話とも繋がりますが、以下のクリンドの発言。

その魂の傍らに寄り添った、どす黒く、邪悪で陰湿な存在の気配の持ち主。ーー見覚えのあるそれは、何百年も前に滅んだはずの魔女の魂だった。「すでに因子は剥がれ次の器に継承されているにも拘らず、いまだ妄念晴れないとは…いいえ、あるいはその執着こそが彼女たちの本体か。暗澹」

古馴染みとは言えない、遠い縁のあった顔見知り程度の関係だ。ともあれ、これだけの時間が経過して、かつての知己と再会など、二度とあるべきではなかった。「既に世界は次代のモノ…その晴れ舞台に介入するなどあるべきではなかった。無粋」自分たちや彼女たちにも、世界を己の舞台とした時代があった。自分たちはその時代を生き抜き、死に切った。そのはずなのだ。なのに、死後も舞台にしがみつくなどど、無粋の極みというべきだろう。

ここで気になるのは、エキドナとは顔見知り程度の関係であり、『自分たちはその時代を生き抜き、死に切った』という言葉です。クリンドは一度死んだのでしょうか?

さらに気になるのが、短編集の『三馬鹿が行く!呪われた女神像編』でクリンドは、エキドナを模した女神像に対して『エキドナ様に似ても似つきません』と言っています。『エキドナ様』と敬称をつけている辺り、上記のエキドナに対する態度とは全然違います。

そこで考えられるのはロズワールが尊敬する400年前の『先生ドナ』と感情が欠落した『墓所ドナ』はクリンドとしては別人という認識ではないでしょうか?魂が見えるクリンドにとっては、エキドナの違いもわかるのかもしれません。とすれば、本編で世界に解き放たれているオメガを発見したら、クリンドは殺そうとするのではないでしょうか?




<3章>クリンドとフレデリカ

最終的にスバルは『俺が死んだらフレデリカを殺させる』とクリンドに言ったことで、クリンドが反応し、フレデリカが弱点だと見抜きます。そして次のループで、明確には書かれてなかったのですが、フレデリカを人質にとってクリンドを殺したと思われます。そしてフレデリカはクリンドの死から2年経過しても精神不安定で仕事ができていませんでした。

このことからも互いに想い合っていた関係だったということがわかりますね。主人であるアンネローゼを人質にとってもクリンドは自分の使命を優先してスバルを殺そうとしました。しかしフレデリカの場合はそうではなかったというわけです。




<4章>龍の血

「暴食のやつがどうしても見つからない。だから…」「だから君は龍の血を求めるしかないのさ」「ーー龍の血があれば、レムを起こしてやれる」『あれで神龍だ。その心血に秘められた万能の力をもってすれば、眠りに囚われた少女の魂を解放するぐらいのことはできるだろうね』

エキドナの言葉は推測にすぎない。だが、それは確信めいた推測であった。名言こそ避ける姿勢にあるが、魔女の言葉にはかなり力強い響きがある。だからスバルはそれこそがレムを救う方法だと信じられる。

このように4章では、スバルはレムを起こす方法として、暴食を見つけられないでいたので、エミリアを王にすることで手に入る龍の血を欲するようになっていました。そして上記の文章からもエキドナが確信しているほど龍の血はレムの眠りすら起こすようなもののようです。ただ疑問なのは、暴食の権能で奪われたものが、龍の血であっても戻ってくるのか?とも思っています。

ちなみに、ハインケルがルアンナを目覚めさせる為にプリシラ陣営に入り、プリシラが王になったら龍の血をもらうということをしているので、今回のスバルと同じような行動をしています。

現在7章のレムが起きたのも、一つの考察として、監視塔でルイ・レムが一緒にボルカニカの浄化の息吹を受けたからではないでしょうか?ただ、目覚めたものの、暴食自らレムに返したわけじゃないので、名前も記憶も奪われたまま目を覚ましてしまったということではないでしょうか。

もしそうなら、龍の血でルアンナが起きても、記憶は戻ってこない可能性があります。ただルアンナの場合、名前は消えてないようなので、周囲の人が覚えています。暴食の仕業ではない可能性もあります。




<巻末>みょんみょん

今回、エキドナはスバルから魔水晶を通じて記憶を継承する際に『みょんみょんみょんみょん』と言っていました。

これは、エキドナが生まれる以前にまだ魔法が体系化されていない時代に名を馳せた魔法使いがいて、その人物が『ミョンミョン』であり、そして彼女の教えを受けたものたちが魔法を使う際に師の言葉を思い出しながら口ずさんでいたのが、師匠の名前だったということでした。

『ミョンミョン』は女性の魔法使いということだけわかりました。

ちなみに2章でスバルの魔法適性を調査する時、アニメではパックが、書籍ではロズワールが『みょんみょんみょんみょん』と言っていました。二人ともエキドナと関わりのあるので、エキドナ由来の『みょんみょんみょんみょん』かもしれませんね。




まとめ

ということ特に重要なことをまとめます。

・鬼族は瘴気を感知できるように作られた種族
・権能は使徒に分け与えることができ、スバルの死に戻りも嫉妬の魔女から分け与えられたものの可能性
・クリンドは魔女因子持ちで、ロズワールの宿敵を倒すのに共闘したということは、ヘクトールを倒し憂鬱の因子を引き継いだということでほぼ確定
・クリンドは世界の維持という使命を誰かとの約束で守り続けている
・ロズワールの次の器候補はアンネローゼだった
・龍の血は眠り姫状態から高確率で目覚めさせられるもの

リゼロ2期DVD特典として『アポカリプスガールズ』『過ぎ去りし日々を愛して』『ゼロカラカサネルイセカイセイカツ』の3つがありましたが、どれも凄い特典でした。

これだけたくさんの特典があってもリゼロは謎が尽きません。アニメ3期があるかどうかわかりませんが、次は5章なので、5章登場人物の特典と次のIFが書籍化されるかもしれませんね。

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