2023年4月から放送が開始され、今最も注目されていると言っても過言ではない『推しの子』。
今回は登場人物のひとりである鳴嶋メルトに着目し、声優や年齢、演技が下手だったことから舞台東京ブレイドでの成長までを見ていきたいと思います。
鳴嶋メルトの声優・年齢
鳴嶋メルトはアクアやルビーと同じ高校1年生です。俳優やモデルとして活動をしています。
メルトを演じるのは、前田誠二さんです。事務所は「響」に所属していて、主な作品として「カードファイト!!ヴァンガード」の橘タツヤ、「色づく世界の明日から」の山吹将、「アルゴナビス from BanG Dream!」の的場航海などが挙げられます。
前田誠二さんは、声優の他に歌手や舞台俳優としても活躍していて、特技のひとつに「殺陣」を挙げています。メルトも物語の中で舞台をやることになり、殺陣にも挑戦するキャラクターなので前田誠二さんという配役はぴったりですね。
鳴嶋メルトはイケメンだが大根役者で演技下手
鳴嶋メルトは、有馬かなが主演を務めるドラマ「今日は甘口で」の相手役として初登場します。実はこのドラマは若手を売り出すことを目標にして作られたものでした。
そのため、演技重視ではなくメルトも原作ファンが失望するほど下手な演技をします。大根役者でも許されてしまう環境だったというわけです。
モデルをやっているだけあって顔はかなりいいのですが、いい演技をしようという熱意は全くなく、ノリだけで生きてきたような人物です。
ドラマの最終回でアクアの演技を目の当たりにし、メルトは初めて自分の演技について考えるようになりますが、それ以前のメルトの演技も仕事の向き合い方もかなり適当なものでした。
鳴嶋メルトは今日あまの吉祥寺頼子先生に嫌われる
鳴嶋メルトが大根役者っぷりを発揮したドラマ「今日は甘口で」通称「今日あま」。メルトは原作者の吉祥寺頼子先生からは嫌われてしまいました。
吉祥寺頼子先生は穏やかで人当たりのいい人物ですが、作品に対しての情熱も高く「今日あま」の完成度に失望していました。
その中でも「魂削って作った作品になぜ下手な人を使うのか」と作品を最悪なものにしたメルトに対して厳しい態度をとるようになります。
逆に下手な人ばかりの出演者の中で、最後まで作品を良いものにしようと努力していた有馬かなにはかなり感謝していました。
鳴嶋メルトの舞台・東京ブレイドでの成長
鳴嶋メルトが再登場したのは、その後の2.5次元舞台のときです。アクアと有馬かなは、再びメルトと共演することになります。
「今日あま」の下手な演技や仕事ぶりの印象が強いメルトでしたが、舞台では心を入れ替え真摯にお芝居をしようと、努力を惜しまないメルトの姿がありました。
「今日あま」では自分の演技で作品をダメにしてしまったことに責任を感じ、最初から本気で挑んでいたら作品はもっといいものになったのではないか、と反省していたのです。
自分が演技が下手なことも受け入れ、それすらも武器にしながら完璧な殺陣を演じ切り、その完成度は吉祥寺先生も認めるほどでした。
まとめ
最初の印象は最悪だったメルトですが、舞台でみせた努力し続ける姿に、心が動かされた読者も多いのではないでしょうか。
アニメで実際に見れることや、今後のメルトの活躍が楽しみですね！
