ダイジンがかわいそう!鈴芽の事が好きだけど要石に戻り報われない結末?【すずめの戸締まり/すずめの戸締り】

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11月11日から公開された『すずめの戸締まり』。

鈴芽に要石から開放され、鈴芽のことを好きになったダイジンでしたが、自分の行動を理解されず、最終的には要石に戻るかわいそうな、報われないような展開のままの結末となりました。

今回はそのシーンを振り返りながら、ダイジンが可哀想、報われないとされた理由についてもご紹介していきます。

目次

ダイジンは鈴芽のことが好き?

まず、ダイジンは、映画最後のほうに『すずめ、ダイジンのこと好きじゃなかった』と言いました。なので、鈴芽のことを好きだったというのがわかりますね。

そして好きになった理由ですが、これはずっと要石としての役目だけをしてきた中、その役目から解放してくれて、さらにやつれた体だったので、ご飯をあげて、さらには『うちの子になる?』なんて言われたものですから、この状況で好きにならないというのはまずないですよね。

そしてダイジンの言動から、幼いというか子供っぽい印象を受けますよね。そのこともダイジンの行動に繋がっていたんだと思います。

ダイジンがかわいそう

https://twitter.com/608_smile/status/1591372310120132608?s=20&t=UTv8mo2ty7_nSXIYBCT2Hw

そしてネットでよく言われたのが、ダイジンがかわいそうという感想でした。

これは、先程言った要石から解放してくれてうちの子になる?とも言ってくれた鈴芽を好きになったけど、鈴芽はダイジンの行動を良いとは思っておらず、突き放します。

しかし、最終的にはダイジンは後ろ戸からミミズが出てくる場所を教えてくれていたようで、最後の最後でそれに鈴芽が気づきます。そこでやっと感謝します。

流れとしてはこうでしょう。

・要石から解放してくれてうちの子になる?と言って優しくしてくれた
・鈴芽だけと仲良くしたいから草太は邪魔
・後ろ戸のある場所を教えてあげる
・遊ぼう!
・鈴芽に拒絶され、『すずめ、ダイジンのこと好きじゃなかった』
・後ろ戸がある場所に案内してくれていたことが鈴芽に伝わり『ありがとうダイジン!』と言われる
・私が要石になると叫び草太の椅子を抜こうとする鈴芽が凍っていく
・鈴芽を手伝おうと草太の椅子を一緒に抜く
・冷たいままのダイジン
・『ダイジンはすずめの子にはなれなかった』『すずめの手で元に戻して』
・杖のような石像に戻る


この流れで最終的には、要石になったというわけです。

ダイジンは草太を要石にしたりと、後ろ戸がある場所を教えてくれていただけの良いことをしていたわけではないので、全てが報われろとは思いません。

しかし、ダイジンが『すずめの子にはなれなかった』と悲しい想いを抱いたまま、要石に戻ったことに、ネットでは『かわいそう』『報われない』という感想が多かったんだと思われます。

ダイジンの行動と鈴芽の考えとのすれ違い

https://twitter.com/zu_953/status/1591350052978536448?s=20&t=UTv8mo2ty7_nSXIYBCT2Hw

そして最終的にはダイジンと鈴芽の考えのすれ違いがあったからいけなかったと思います。

ダイジンは、鈴芽の子になりたくて、優しくされて一緒に遊んだりもしたかった。ただ、子供っぽい性格の為なのか、『後ろ戸がある場所』に案内するなんてことを口では言わなかったので、鈴芽には伝わらなかった。

鈴芽は草太が椅子にされたというダイジンへの悪い印象が強く、後ろ戸を開けていったのもダイジンだと思っていた。だから最後までダイジンを恨んでしまった。

ダイジンもちゃんと言葉を伝えていれば、もっと鈴芽はダイジンを大事にしていたかもしれません。正直鈴芽の行動としては、ダイジンは言葉足らずだったので、誰が鈴芽の立場でもああなっていたでしょうね。

どうすればダイジンは報われた?

鈴芽はともかく要石を抜いてしまったことで、草太が椅子にされてしまったと思っていたので、草太を元に戻したい一心で行動していたはずです。最終的には要石はダイジンに役目を戻ってもらわなくてはいけないという結末は一緒だと思いますから、それは変えられないと思っています。

では、どうすればダイジンは心情的に報われていたかです。

それは、一緒に行動している間だけでもダイジンに対して優しくしてあげたり、『うちの子になる?』と言ったことをちゃんと実行していればということだと思います。

ただ、草太を椅子にしてしまった原因でもあるので、ダイジンに要求するのは、元に戻してということだけだったと思います。悪いことをした相手に優しくするというのはかなり難しいです。ですから、この物語は、草太を要石にした時点でダイジンに向けられる鈴芽の感情はマイナスとなっていたと思われます。

なので、草太が要石にされるという分岐点をどうしない限りは同じ結末になったのではないでしょうか?

というか要石って生き物しかなれないのか?という不思議もあります。

ダイジンが最終的に要石に戻りましたけど、あの場には鈴芽と草太がおり、恐らく鈴芽には要石になってほしくなく、草太も鈴芽が救いたかったので、要石にすることはできない。なら自分が要石になるしかないというダイジンの思考だったのではないでしょうか?

その辺にモノはたくさんありましたから、それに要石の役割を押し付けることもできたかと思うのですが、そうしなかったということは、生き物しか要石にはなれないという答えかもしれません。

まとめ

ダイジンが悲しい感情のまま要石に戻ったことがかわいそうだと言われてしまっていますが、あの物語の流れでは仕方のない流れだったと思います。

鈴芽にもっとちゃんと理解できるように話していれば、鈴芽に優しくしてもらえた場面もあったかもしれませんね。

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