第二部である学園編が始まり、ますます面白い展開が繰り広げられているチェンソーマン。第二部では、戦争のであるヨルに体を乗っ取られているアサを中心に様々な登場人物と共に物語が進んでいます。
そのうちの一人に、正義の悪魔と契約をしたユウコというキャラクターが登場します。今回の記事では、ヨルの能力によって武器化したにもかかわらずユウコが生きている理由や、魔人化or悪魔化した理由について考察していきたいと思います!
武器化していたのに110話でユウコが生きていた
まずはユウコ武器化までのストーリーをおさらいしましょう。
以前、こうもりの悪魔に襲われた際にできた傷のお見舞いに来たアサに対し、いじめから助けるとの理由で正義の悪魔と契約したと明かしたユウコですが、その目的を果たすため実際にアサをいじめていた女生徒やデビルハンター部員を襲います。
目的のために手段を選ばないユウコでしたが、アサが自らの制服を武器化した制服強強剣によってあっさり切り刻まれてしまいました。そこで現れた姉を名乗る人物の力で巨大化して復活しますが、チェンソーマン化したデンジに倒されてしまうといった流れです。
ここで、チェンソーマンと対峙したヨルはユウコ足剣としてユウコを武器化しました。
このままユウコは退場かと思われましたが、路地の夢のせいで夜中に起きてしまったアサの部屋のチャイムを鳴らします。そうユウコは生きていたのです。
ユウコが生きていた理由は?
今までの描写を見るとヨルによって武器化された人は最終的には死んでいました。田中脊髄剣となった田中先生がこれに当たります。
それではなぜユウコは生きていたのでしょうか。
理由としては、武器化の能力についてや悪魔化してしまったことが挙げられます。以下では、その2点について考察を深めようと思います。
ヨルの能力の武器化=死亡ではない?
最初に武器化の情報について改めてまとめてみましょう。
ヨルの能力の武器化は、自分の所有物を武器にする力です。これは戦争の悪魔であるヨルがチェンソーマンと戦争をするために使われる能力です。武器化は、その対象に対して抱き罪悪感が大きければ大きいほど強い武器にすることができます。
そんな武器化ですが、初めてその能力によって生まれた田中脊髄剣についてみていきましょう。
武器化された田中先生ですが、剣にされた後もアガアガガと声を上げており、即死はしていないように思えます。脊椎ごとこのような状態にされてしまって即死しないのは違和感を覚えますので、”武器として”生き続けるのかもしれません。
いずれにせよ、ヨルの能力である武器化=死亡ではないと言えるでしょう。
ユウコが人型のまま悪魔化した理由!魔人ではない?
先ほどユウコが生きていた理由の一つに、悪魔化したことを挙げましたが、この章では、なぜ人型のまま悪魔化できたのかと魔人ではないであろう理由について考察していきたいと思います。
110話のユウコの様子は頭と手が正義の悪魔の状態のままパーカー着た姿で登場しました。さらにアサちゃんともいっており、現状記憶もユウコのままであると推察できます。このユウコの状態は、おそらく公安編で登場した闇の悪魔の肉片を食べたサンタクロースと近いと考えます。
サンタクロースは、闇の悪魔の肉片を食べたことによって契約している人形の悪魔のような容姿となったにもかかわらず、人間時代の記憶も引き継がれ、自我もはっきりしています。
ではなぜ、ユウコはサンタクロースのような状態になれたのでしょうか。
答えは、前述した姉を名乗る人物の存在が大きく関わると考えます。この姉の容姿は、一見普通の女子高生のように見えますが、その目を見てみると支配の悪魔であるマキマやナユタ、戦争の悪魔であるヨルと同じく黒目が輪になった状態だと確認できます。
つまり、この姉を名乗る人物は支配の悪魔や戦争の悪魔に匹敵する力を持っていることは明らかであり、登場時にユウコに何かを施した(サンタクロース風に言うと肉片を食べさした)からこそ、人型のまま悪魔化したと推察できます。
以上のことを鑑みると、ユウコの状態は、魔人というよりも悪魔の状態であるといったほうが合点がいきます。
まとめ
今回の記事では、ユウコが武器化しても生きていた理由や悪魔化した理由について考察していきました。今回のユウコの悪魔化のように、この作品には多くの謎や伏線が隠されており、今後どのような展開が繰り広げられるのかとても気になります。
また、公安編で登場したキャラクターもどこかで登場すると思いますで、今後どのように学園編のストーリーに絡んでくるかも楽しみですよね。
といったところで、ユウコの悪魔化に関する記事を終わりたいと思います。他にも考察・解説記事がありますので、そちらもぜひ読んでみてくださいね!