『よふかしのうた』はコトヤマさん原作の漫画作品で『週刊少年サンデー』にて連載中です。2022年7月現在で最新11巻まで刊行されており、累計発行部数は250万部を突破する大人気作品です。そして2022年7月よりテレビアニメが放送開始されます。
今回は『よふかしのうた』の見どころ、内容紹介、ネタバレなどをご紹介します。



『よふかしのうた』の見どころ
『よふかしのうた』の見どころは吸血鬼になりたい少年・夜守コウが吸血鬼・七草ナズナを好きになるために毎日夜ふかしをし、夜の街に繰り出すという展開の面白さです。
夜守コウは女性嫌いの少年です。女子の告白を断ったことで他の女子から責められ、何もかもが嫌になり不登校になってしまいます。
そんな中、七草ナズナに出会い、コウはナズナの家で一夜を過ごしますがナズナの正体は吸血鬼であると知ります。血を吸われた吸血鬼に恋をすると吸血鬼になれる知ったコウはつまらない学校生活よりも楽しい夜の世界で生きたいと思い、吸血鬼となることを決意します。
コウは女嫌いで恋愛とは縁遠いところにいますが、吸血鬼となるためにナズナとどのように付き合っていくのか、心境の変化はどこであるのかなどが注目すべきポイントです。
『よふかしのうた』は原作漫画何巻どこからどこまで放送?
『よふかしのうた』は原作のどこからどこまでの放送となるのでしょうか。
漫画原作は11巻まで刊行されており、ストック的には問題がありません。ストックを全て消費する可能性は低いですし、話数は放送クール的にも1クール12~13話くらいになることが予想されます。なので、展開としては5巻までの内容に相当すると思われます。
『よふかしのうた』のネタバレ最終回結末
ここではアニメ『よふかしのうた』で描かれる部分に相当する1~5巻のネタバレをご紹介します。
1巻
女嫌いな夜守コウは女子からの告白を断ったことで他の女子から責められたことが原因で何もかもが嫌になり不登校になります。ある夜に夜ふかしをして、夜の街に繰り出すと七草ナズナに出会います。
ナズナの家に泊めてもらうことになったコウですが、ナズナの正体は吸血鬼であり、コウの血を吸うことが目的だったのです。ナズナはただの食事として血を吸いますが、血を吸われた吸血鬼に恋をすることで血を吸われた人間も吸血鬼になれるとコウに教えます。
コウは吸血鬼に対し憧れを覚え、ナズナに恋をすることで吸血鬼になることを決意します。コウはナズナに恋をするために二人で夜の街に繰り出すという物語です。
ナズナもコウの気持ちにまんざらでもないようでコウの言動に照れることがあります。そんな中、コウの幼馴染の朝井アキラが現れ、ナズナはコウと昭の関係に嫉妬します。しかし、コウの「吸血鬼になりたい」という気持ちは変わっていないことが分かり、ナズナはコウにキスをして仲直りするのでした。
2巻
ナズナにキスをされ自分も恋をしたと感じたコウはナズナに早く自分を吸血鬼にするように頼みますが、コウは一向に吸血鬼になりません。なぜかと問いただすコウに対し、ナズナは「恋なんかしてないからだろ」と突っぱねてしまいます。
一回キスしただけで好きだと思い込んでいたコウ。ナズナはそれを『性欲』だと言い切ります。コウもナズナも今回が初キスでした。ナズナは友達同士でもキスぐらいするとけろりとしています。
また、寝付けない朝井アキラは深夜に街に繰り出し、コウとばったり会います。そして、ナズナの家に行き、3人でゲームをしたり、ナズナとコウは普段一緒に寝ていることを知ったり、コウは将来吸血鬼になろうとしていることを知ったりと色々なことに戸惑います。しかし、コウが今の生活を楽しんでいることに安心し、「吸血鬼になっても友達には変わりはない」と伝えるのでした。
ナズナは自称・添い寝部屋というマッサージ屋をしていますが、コウはナズナのキスを条件にOL・白河清澄のマッサージをすることになります。仕事に疲れて自暴自棄気味になっていた清澄に対してコウは将来吸血鬼になろうとしていることを告白し、自分が吸血鬼になったら清澄を吸血鬼にしてあげることを宣言します。コウに元気をもらった清澄はまた仕事へ戻っていくのでした。
3巻
コウはナンパ待ちの女子高生・桔梗セリと出会いますがセリの正体はなんと吸血鬼でした。セリがコウの血を吸おうとした瞬間にナズナが止めに入り、戦闘になります。本来ならば吸血鬼は人間を眷属にしないなら生かしておいてはいけないとセリは言います。つまりナズナはルール違反を犯していたのです。
ナズナとセリが戦っている中、コウはもう一人の吸血鬼に攫われてしまい、女性の吸血鬼ばかりいる部屋に連れていかれてしまいました。最初はコウとナズナの関係に反対的でしたが、コウの思いを理解した吸血鬼はコウとナズナの関係を認めます。
しかし、「初めて吸血鬼から血を吸われた日から一年以内でなければ吸血鬼になることはできない」と聞かされます。コウは一年以内にナズナを好きにならなければいけなくなったのです。
また、セリのエピソードも存在します。あっくんという男がセリと仲良くなります。セリはあっくんとは「眷属」ではなく「友達」として仲良くなりたいと思っておりました。しかし、これもルール違反です。最終的にはあっくんがセリの眷属になることを望み、吸血鬼となります。コウは吸血鬼と人間の在り方を目の当たりにするのでした。
4巻
吸血鬼・小繁縷ミドリは効率よく男を狩ることができるメイド喫茶で働いていますが、人手不足から新しい人を雇う必要がありました。しかし、呼べる知り合いは吸血鬼しかいなく、男の取り合いになってしまうため誰を入れるか決めかねていました。そこで、モテない知り合いであるナズナを雇うことにします。
メイドとして働くことになったナズナですが、横柄な態度が抜けず先が思いやられます。一方でミドリは人気ナンバーワンメイドとして活躍しており、コウはそれを目の当たりにします。そんな中、店で盗撮事件が発生し、コウとナズナは犯人を捕まえるために奔走することになります。
後半ではコウは鶯あんこに遭遇します。あんこは探偵であり、あっくんを探しているようでしたが、コウはあっくんを知らないと嘘をついてしまいます。また、コウは友達のマヒル・アキラと夜の学校へ七不思議の解明に行きますが、そこには吸血鬼がおり、コウたちに襲い掛かってきます。
コウたちを助けたのは探偵・あんこでした。あんこは吸血鬼を倒す探偵だったのです。そして、あんこはコウに対して吸血鬼になるという「夢」を叶えさせるわけにはいかないと忠告するのでした。
5巻
マヒルは学校で吸血鬼に襲われたことで、あんこの探偵事務所を訪れます。吸血鬼についてコウからは何も聞かされていなかったマヒルはあんこから吸血鬼について聞きに来たのです。あんこはマヒルに吸血鬼の恐ろしさについて語り始めます。
コウは吸血鬼に襲われたことからナズナに対しても疑心暗鬼になります。ナズナはその吸血鬼は長いこと血を吸っていなかったから凶暴になっただけであり、「定期的に血を吸わせてもらえれば問題はない」と諭します。また、コウはあんこから吸血鬼になることを止めるように言われたことを打ち明けます。ナズナも人間が吸血鬼を倒すことができるのか不思議に思いますが、二人はいつものように夜に更けるのでした。
そんな中、あんこはコウに「コウとナズナは吸血鬼に追われて死ぬかもしれない」と忠告し、自分の側につくように言いますが、コウはあんこの考え方は肯定できないと対立姿勢をあらわにします。一方でナズナは他の吸血鬼に対して『コウが吸血鬼にならなくても許してほしい』と頼み込みますが、吸血鬼・平田ニコはそれに激昂しナズナと激しく対立してしまいます。
コウはナズナが自分を庇ってくれていたことに感激し、ナズナのところに向かいます。そして、コウは改めて『ナズナを好きになること』を宣言します。更に『退屈させない』、『俺と一緒にいよう』と言い、ナズナは照れながらもこれに了承します。こうして、ナズナとコウの絆は一層深まることとなったのです。
まとめ
今回は7月放送のアニメ『よふかしのうた』についてご紹介しました。
コウとナズナの関係は進展するのか、コウは吸血鬼となれるのかが焦点となってきます。今回は続編ではないため、アニメから入る人も楽しめる内容となっています。是非チェックしてみて下さい。


