週刊少年サンデーにて大人気連載中のファンタジー漫画「葬送のフリーレン」の登場人物で、主人公・フリーレンの師であるフランメ。彼女は1000年ほど前の時代に生き「人類の魔法の開祖」と呼ばれていた大魔法使いで、魔族との戦い方をフリーレンに教えた師匠です。
作中では、旅の新しい目的地となる「魂の眠る地(オレオール)」をフリーレンに指し示すことになりました。今回は、そんなフランメの魔法やドイツ語の意味、担当声優などをご紹介していきます。
フランメの声優は田中敦子さん
『葬送のフリーレン』
— 『葬送のフリーレン』アニメ公式 (@Anime_Frieren) September 23, 2023
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フランメは人類において魔法の始祖と呼ばれている人間の大魔法使いで、1000年ほど前の時代を生きた人であり物語が始まったときにはすでに故人でした。作中の魔法史にも掲載されている偉人ですが、お伽話の登場人物だと思っている人もいるようです。
また、主人公のフリーレンに対して魔族とのタクティクスを教えた魔法の師匠でもあります。背中まで伸ばした茶髪を三つ編みにした、お転婆な美女として描かれているのが特徴です。
そんなフランメの声は、声優の田中敦子さんが担当しています。田中さんの代表作には「攻殻機動隊」シリーズの草薙素子、「呪術廻戦」の花御、「名探偵コナン」のメアリー世良や萩原千速、「キングダム」の媧燐などがあります。
フランメのドイツ語の意味
「葬送のフリーレン」に登場するキャラクターの名前は、ドイツ語の単語が由来になっていることがほとんどです。フランメはドイツ語だと「Flamme」と書き、炎という意味があります。
「凍っている」という意味があるフリーレン(Frieren)とは対照的と言えるでしょう。また、性格面でも感情などに左右されず物事を合理的に考えるドライな性格のフリーレンと、小さいことでくよくよしない快活でさっぱりとした豪放磊落(ごうほうらいらく)な性格のフランメは対照的です。
彼女にはイタズラが好きという面もあるため、フリーレンからはよくないことをしないように注意されることも多くありました。放送がいよいよ間近に迫ったアニメ版では、フランメとフリーレンの関係性にも注目してみてください。
フランメの正体とフリーレンとの出会い
【人物紹介】
— 『葬送のフリーレン』公式 (@FRIEREN_PR) February 27, 2023
●フランメ●
大魔法使い。フリーレンの師匠。よくフリーレンに命乞いしていたとのこと。#人気投票第16位 pic.twitter.com/iVb7ZmMuMG
フランメは魔法使いのトップたる大魔法使い・ゼーリエに師事していた魔法使いです。そして、1000年前にエルフ族の集落が魔族に襲われて壊滅したのがきっかけで、唯一の生き残りだったフリーレンを弟子に取りました。
フリーレンはなんとか魔族たちと魔王軍の将軍だった「玉座のバザルト」を倒したものの、エルフの仲間は全滅し自身もボロボロの状態でした。フランメはそんなフリーレンと出会い、彼女の才能に注目して弟子にすることを一方的に決めました。
魔族を恨んでいたフリーレンは彼女に師事することを決め、50年ほどの歳月をかけて修行を積むことになります。フランメはその間フリーレンにありとあらゆる対魔族の戦い方や魔法を教え、彼女に魔王の討伐という悲願を託しました。
フランメの死亡
フランメは物語の開始時点ですでに故人でした。フリーレンたちと違って彼女は人間の魔法使いなので、天寿を全うした形になります。
フランメは、自分が亡くなったらお墓の周りをお花畑にしてほしいとフリーレンにお願いしていました。「花畑を出す魔法」を教えてもらっていたフリーレンは、フランメとの約束通り彼女のお墓の周りを綺麗なお花畑で彩ります。
また、フランメの死後フリーレンが見つけた彼女の手記には、「死者と話をした」という記述がありました。かつて寿命を迎えてこの世を去ったヒンメルに涙を流したフリーレンは、彼のことをもっと知りたかったと悔んでいます。
フランメは1000年前からきっとフリーレンは人のことを知りたいと思うようになると予見して、彼女のために手記を残していました。手記には「魂の眠る地(オレオール)でかつてともに戦った仲間たちと話した」旨が記載されており、これを見たフリーレンは死に別れたヒンメルともう一度話すためオレオールを目指して旅に出ることになります。
フランメが一番好きな花畑を出す魔法
#葬送のフリーレン
— 名無しの権兵衛 (@nameless070113) September 9, 2020
『人を殺す魔法』は(フリーレンがいるとはいえ)僅か数年で攻略されたのに、千年経っても未だに防護結界攻略されないフランメさんってどんだけヤバい天才なのよ
そしてその一番弟子にして、教えを受けてから千年も経験を積んできた天才のフリーレンの強さはどれ程なんだろうか…? pic.twitter.com/mtn6ihvxHS
「葬送のフリーレン」にはさまざまな魔法が出てきます。「花畑を出す魔法」は何度も使われる魔法のひとつで、物語の中で大事な役目があります。
フランメはこの魔法を両親から教わりました。人間たちの文化では魔法がタブーだった時代、戦闘用ではないものの魔法が使えたフランメの両親は位が高い魔法使いだったのでしょう。
「花畑を出す魔法」は、フランメが魔法の始祖を志すきっかけになりました。フランメは本来戦うためではなく、平和のために魔法を研究しています。
そんな彼女からこの魔法を教えられたフリーレンは、彼女のお墓の周りに花畑を添えた後はしばらくその魔法を使いませんでした。ですが、子供のころヒンメルと会ったときに魔法を使って見せ、それがきっかけでフリーレンはヒンメル一行の魔法使いとして仲間入りしました。
まとめ
今回は、「葬送のフリーレン」のフランメについてご紹介しました。フランメは魔法の始祖と呼ばれている人間の大魔法使いで、主人公のフリーレンに魔法を教えた師匠でもあります。
人間でありながらさまざまな偉業を成し遂げ伝説的な存在になったフランメですが、最後は大好きなお花畑に囲まれて静かに眠っています。