探偵はもう死んでいる(アニメ)ネタバレ最終回結末は?原作小説ラノベ何巻までかも紹介【たんもし】

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2021年7月から放送のアニメ『たんもし』こと『探偵はもう、死んでいる。』ですが、原作ラノベも大人気です。

そこで今回はアニメの内容をラノベ原作に習って先にネタバレして紹介したいと思います。

どこまで最終回結末までやるかわかりませんがキリの良いところまで紹介します。小説準拠で紹介するので、アニメと構成が違うかもしれないので、そこはご了承ください。

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目次

『探偵はもう、死んでいる。』は原作小説どこまで?


『たんもし』は原作では小説5巻まで発売されており、漫画はまだ2巻までしか発売されていません。

ただ、内容が濃いので、アニメでは結構話数がとられるので1クールなら原作小説2,3巻までしかやれないのではないかと思っています。

2クール放送なら、小説4巻くらいまでと思っています。個人的には1クールで2巻までということになるのではと思っています。

また、主人公の君塚と相棒だった探偵のシエスタは既に死んでおり、その過去話も多く挿入されるはずなので、もしかすると、本編とは別に最後にちょこっとそういう話を入れてくるかもしれません。

『探偵はもう、死んでいる。』1巻のネタバレ

先にお話しておくと、アニメ1話の「開幕、青春ラブコメ編」のシエスタと文化祭を楽しむ話は小説2巻の前半に描かれていた内容です。なので、本当なら結構先に挿入されるお話ということになります。

<小説1巻の見出し・サブタイ・目次>

・【プロローグ】
・【第一章】
・ミステリの冒頭はおっぱいを転がせ
・助手と依頼人ーー探偵は、不在
・ねえ、この心臓は誰のモノ?
・無論デートではないわけで
・お前の頭を吹っ飛ばす
・いいえ、それは淫語ではなく、隠語です
・心臓、コウモリーー人造人間
・お客様の中に、探偵の方はいらっしゃいませんか?
・ハイジャック犯VS名探偵
・ミステリはSFファンタジーと共に
・今も、ずっと、覚えてる
・探偵はもう、死んでいる
・【a girl’s monologue 1】
・【2 years ago one day】

・【第二章】
・そうです彼女が自称さいかわアイドルです
・三十億の下方を守り抜く簡単なお仕事
・あたしは、死なないから
・井戸端会議は終わらない
・それが、唯にゃクオリティ
・決戦は日曜日
・さふぁいあ☆ふぁんたずむ
・スーパーアイドルは、かく語りき
・その瞳に視えているもの
・それはどんなアイドルよりも
・海に行こうと君が言ったから
・【a girl’s monologue 2】
・【1 years ago one day】

・【第三章】
・昨日の敵は今日も敵
・ここは地獄、夢の国
・だから俺は、探偵にはなれない
・十二時前のシンデレラ
・最悪が、はじまった
・三十億の秘宝の使い方
・希望の光の中
・夜空にはためく黄金色の旗印
・Buenos dias
・君と過ごした、あの目もくらむような三年間は
・【girl’s monologue】
・【エピローグ】

夏凪渚

主人公の君塚君彦は、飛行機に乗ると「探偵はいませんか?」とCAから呼びかけられる。君塚は厄介な出来事によく巻き込まれる体質だった。そして君塚の隣に座っていたシエスタというコードネームの少女が自分が探偵だと手を上げた。

そしてその出会いから君塚はシエスタの助手となり4年。その1年前にシエスタと死に別れた。現在18歳、高校3年生になった君塚は、「あんたが名探偵?」と夏凪渚という同級生から教室で聞かれる。

夏凪は突然君塚に胸を押し付けて心臓の音を聞かせる。君塚のことを調べており、新聞でお手柄高校生として掲載されていたりした。しかも何度も。君塚は巻き込まれ体質だというも、事件を解決している為に夏凪はそうとは思わなかった。そして夏凪は、ある人を探してほしいけど、その人がわからないという。君塚は自分は名探偵ではないが助手としてなら手伝えるということで夏凪に協力することに。

そして1年前、夏凪は心臓移植をしたという。それを聞いて君塚は、心臓移植がきっかけで、夏凪が会いたい人は、前の心臓の持ち主が会いたい人の可能性があった。そこで君塚たちは、ドナーについて調べるも、ドナーの情報は外部に漏らせないために、知ることはできなかった。


そこで君塚は、昔からの知り合いだった加瀬風靡という女性刑事のところへ夏凪と一緒に行くことに。そして地下のある施設へ向かうことに。そこにいたのはコードネーム・コウモリという異常に耳が良いという人造人間だった。

コウモリとシエスタ


少し話は戻り、君塚とシエスタの出会い。飛行機の中でCAから探偵はいないか聞かれたあと、シエスタが名乗りを上げると、君塚に助手になってくれと頼み、CAの言う通りに操縦席まで行くことに。するとそこには、操縦席を乗っ取っていたコウモリがいた。するとコウモリは、なぜハイジャックをしたのか当ててみろということだった。成功すれば全員が助かるという。

そしてシエスタがコウモリに暇なのねと言うとコウモリは暇でハイジャックしてしまうくらいだと話す。するとシエスタはそれが答えだと言った。ただの軽口じゃないのかと君塚が指摘したが、シエスタは本気だった。すると答えはそうだとコウモリも笑って言う。そして寝るから着いたら起こしてくれと話す。

コウモリは本当は他にハイジャックした本当の理由はあるが、豪快さに免じてということだった。しかしシエスタはここで食い下がらず、死ぬのが怖かったんでしょと言う。空港につけば、コウモリは警察に捕まる。ハイジャックが失敗すれば、それを命じていた人がコウモリを殺してしまう。だから日本の警察に保護してもらおうと考えた。だからコウモリの出した質問の答えは何でもよかった。

そして負けを認めたようにコウモリはなぜわかったかとシエスタに聞く。するとシエスタは、コウモリがこの飛行機に乗ることもハイジャックを企てていることも。それを命じた仲間たちのことも知っていたからと答えた。するとコウモリが突然仕掛けてきた。その姿は耳から生えた職種であり、人造人間だとシエスタが話す。

コウモリは秘密組織SPES(スペース)の構成員であり、人造人間を生み出し裏から世界を脅かしているとシエスタが言う。そして迫る職種にシエスタは君塚を抱えて飛び跳ねる。シエスタも化け物じみた身体能力を持っていた。そして乗客もその騒動に気づいてパニックを起こす。

君塚はアタッシュケースを持って飛行機に乗り込んでいたが、シエスタはそのことまで知っていた。そしてコウモリの耳は百キロ先にいる人間の心臓の音ですら聞き分けてくれるものらしい。そこで、君塚がシエスタに30秒稼いでくれと頼む。急いでアタッシュケースの元に向かう。君塚は中身が何か知らなかったが、それを戦場に投げ入れるとマスケット銃が飛び出てシエスタが受け取る。

そしてコウモリに撃ち込む。そしてシエスタはさっき撃ち込んだ紅い弾丸は私の血から作られているから、その血を浴びた者は決してマスターに逆らうことはできず、つまりコウモリの職種は二度とシエスタに攻撃できないということだった。そして君塚が不審に思う。それをシエスタが説明する。そもそも君塚が持ち込んだアタッシュケースはシエスタが運ばせるように指示したものだった。そうして、君塚とシエスタの3年に及ぶ冒険譚が始まった。

以前の心臓の持ち主

これがコウモリとシエスタとの出会いだと夏凪に説明した。そしてコウモリは夏凪の心臓の音を聞いていて、君塚もそのためにこの話をしたという。そこで夏凪が気づく。たまに自分が自分じゃなくなると言い、初対面の男子に胸を押し付けるなんてする人ではなかったと言う。

それはこの心臓の持ち主がさせたこと。生前そういうことができる人物だった。そして夏凪が心臓移植を受けたのは1年前だった。そこでコウモリはこれが答えだと触手を出し夏凪に近づける。これでソイツを殺せないことはお前なら知っていると言いながら夏凪の体に触れようとすると、先端から崩れ落ちた。それはつまり、夏凪の心臓が以前はシエスタのものだということだった。そして夏凪は、探してほしい人物は君塚だったと言う。それは、この心臓の持ち主が君塚を探してたからだと言う。

帰路、駅前でアイドルの女性が話しかけてきた。すると名探偵さんに解決してもらいたいことがあると言われる。

2年前

シエスタはえらくご機嫌だった、鼻歌を歌っていたがそれはジャパンのアイドルソングだという。君塚とシエスタはメデューサという見たものを石化させるという怪物が住んでいるという館の調査に訪れていた。洋館では、老主人が出迎える。話を聞くと養子にとった娘を差しているのではないかと自ら話す。しかし2年前に事故に遭い、意識もなく、体も動かすことができないという。そして娘はメデューサではなく、被害者だという。

そうして、老主人は2人を娘のメアリーのところへ案内すると、友達を増やしてあげるからねと言い自分に注射器を打ち込む。解毒剤らしく、既に毒はこの部屋に撒いているという。君塚は体が痺れ動けなくなっていた。そんな時老主人は突如倒れる。シエスタは最初から狙いに気づいていたようで、男を拘束し君塚を背負う。シエスタは老主人の解毒剤の注射器を入れ替えており、逆にそれを自分が使ったという。

シエスタは見聞を広げるべきだと君塚に言い、早速君塚は今日鼻歌で歌っていたアイドルの名前を教えてくれないかと聞く。

斎川唯

君塚と夏凪は、夕方の駅前で声をかけられた人物に、アイドルをやっている斎川唯と名乗られた。今日本で注目の歌って踊れる女子中学生アイドル。そして時価三十億円のサファイアが盗まれるのを未然に防いでほしいと言われる。

後日2人は斎川の家へ行き、話を聞いていた。家はお屋敷でありお城だった。そして君塚は最初に気になった斎川の左眼に眼帯があることについて怪我をしているのかと聞く。するとキャラ付けみたいなものだと言われる。そして依頼について聞くと、ドームライブの当日にサファイアを盗むといった内容の手紙が家に届いたという。ライブは一週間後でそれを未然に防いでほしいということだった。

そのサファイアは、宝物庫にある奇跡のサファイアだと思うと斎川が言う。ライブ当日は家には誰もいなくなるので、その隙に狙われるのではないかということだった。警察も予告状では取り合ってくれなかったそう。そして依頼者が斎川自身なのは、3年前に両親を亡くしているからだそう。そうして話を聞いた二人は帰路につくと、この依頼が成功したら海へ行かないかと夏凪が提案する。

翌日君塚は1人でCDショップを訪れる斎川のCDコーナーを見ていた。すると、そこになんと斎川が現れる。君塚は実地調査ということだったが、斎川は最新シングルが出たばかりだから手にとってもらえるかどうか気になったという。そして突如銃規制について賛成かどうか聞いてくる。そして両親がいないことについて聞くと、眼帯に触れながらお父さんとお母さんはいつも…という。話を終えてから、君塚は厄介なことになりそうだと思い、刑事の風靡に電話をかけた。

ライブ前日

それから数日後、土曜日。ライブの前日に君塚と夏凪はライブ会場に足を運んでいた。その君塚の服装はライブTシャツにタオル、リストバンド、ペンライトを所持した完全装備だった。全部斎川のライブツアーグッズであり、斎川のことも唯にゃと呼ぶ。1週間学校にも来ず、その間斎川が出演するテレビ番組の過去回を漁っていたらいつの間にか今日になったという。

そして斎川に頼み込んでリハーサルを見学しにいくということになっていた。そしてリハでは、斎川の歌にあわせて君塚は後方からサイリウムを振り上げていた。そして次の曲「さふぁいな☆ふぁんたずむ」では、封印を解くということらしい。そして歌が始まる。君塚は1週間で齊川の曲を聞いて映像も観てきた。しかし違和感にたどり着いた。そして感じたのは齊川は嘘をついているということだった。それを確かめに君塚は今日ここへきた。

そして夏凪はステージの左側の袖に黒ずくめの男がいることについて、おかしくな?と聞いてくるも君塚はあえて気づかないふりをする。そして歌の途中で黒ずくめの男が齊川に向かって歩きだした。しかし間一髪スタッフたちによって取り押さえられた。そしてそれをみて、やっぱりそうかと君塚は、違和感の正体に確信を得る。

サファイアの瞳の在り処

ライブ当日の日曜日、君塚と夏凪は斎川の家の警護に当たるはずが、タクシーでライブ会場へと向かっていた。君塚は斎川が隠している秘密について、夏凪に共有していた。そしてライブ会場に到着し、できるだけステージに近い場所へ向かう。それから君塚が目標にしていた『さふぁいあ☆ふぁんたずむ』の曲が君塚の予想より早く始まった。そしてこの曲では斎川はあるパフォーマンスをする。それがあるトリガーになると君塚は思っていた。

君塚たちはアリーナ席のステージそばの通路まで辿り着き、何かが起こるのを待つ。そして奴らがどこかにいるはずだと警戒するも見つからずに焦る。しかしこんなサウンド鳴り響く爆音の状況でも、あいつならと叫ぶ「コウモリ!敵はどこにいる!」するとポケットのメッセージアプリの通知で矢印のマークが一つだけ送られてきた。君塚はそれを理解し斎川の立つステージを駆け上った。曲の大サビで斎川が左眼の眼帯をとる。これが今日最大のパフォーマンスだった。

そしてこれが斎川が君塚たちに隠していた秘密。「時価三十億円の奇跡のサファイアとは、斎川唯の左眼のことだ!」君塚は飛んできたボウガンの矢を避けながら、斎川を抱きかかえてそう言った。

ライブ終了後

ライブ終了後、君塚たちは斎川に呼ばれて楽屋にいた。そこで情報を隠していたことについて謝罪される。左眼の眼帯を外とそこにはサファイアのように美しい瞳があった。これは義眼であり8歳の誕生日の時に両親からもらったとか。生まれつき左眼が見えなくて、それがコンプレックスで引っ込み思案な子であり、それを心配した両親が与えてくれたそう。そしてその頃からアイドルをやりはじめて、元気になっていく斎川を見て両親も喜んでくれたとか。

しかし11歳の時に両親が事故で亡くなり、大きな家と途方も無い財産と左眼が残ったと言います。だからこの義眼は大切で大きな舞台のほんの一瞬だけ見せることにしたとか。ただちょうど斎川家の宝物庫にもサファイアの宝石があり、そのことだと勘違いしていたと話します。だから犯人の真の目的に気づいて駆けつけてくれたこと、二人に依頼してよかったと話します。そうしてハッピーエンドとして斎川の依頼を終えることもできた。

しかし君塚はまだ斎川が嘘を明かしていないことに気づいていた。「俺と夏凪を殺せなかったペナルティについては大丈夫なのか?」そういった途端斎川の瞳からすべての色が失せた。斎川は何言ってるんですがとしらばっくれる。そして君塚は最初から犯人と汲んで俺たちを殺そうとしていたと言う。そして恐らく今回の狙いは俺だと話す。そんな時着信が入る。風靡からの連絡だった。今しがた斎川家の宝物庫に仕掛けられていた爆薬を撤去し終えたとのことだった。

君塚の推理では、狙いは2つ。一つは斎川の左眼のサファイア。そしてもう一つは斎川邸の警護に当たるはずだった君塚と夏凪の命。これが斎川がついていた嘘だと指摘する。これを犯人から知らされていて宝物庫に誘導していた。そして風靡も犯行予告が斎川家に届いてるなんて情報には警察に届いていないと言っていたとか。当初斎川の話では警察に相談したけど取り合ってくれなかったという話だった。

そして君塚の推理では、恐らく斎川はSPESに左眼を奪われたくなければ、君塚を始末しろと脅されていたとのこと。そして君塚は斎川の左眼はただの義眼ではないと言う。そして何が視えている?とクラッチバッグに視線をやる。すると斎川は護身用ですか?と中身を見ずにそういった。そして君塚はかばんから出した拳銃を正面に構えた。すると同じように斎川も拳銃を向けていた。

君塚は斎川の左眼は物体を透視することができると話した。斎川がどうして気づいたのかと聞くと、君塚はこの一週間ずっと斎川が出演していたテレビを見ていたが眼帯をしている割には不自由のない動きばかりをしており、さらにCDショップで遭遇した時も右隣に立っていたのもおかしかったと話す。そして前日の黒ずくめの男も君塚の仕込みだった。それは斎川の左側から襲わせ、左眼がどこまで視えているのかの確認でしたことだった。

そして斎川はこの左眼を守るにはこれからどうすればいいのかと言う。そこで夏凪はこの件が無事に終わったら海に行く予定を立てたわと言い出す。そして斎川もそれに誘い、友達になろうと言う。そして君塚もSPESに狙われているのは、俺もお前も同じだから、むしろ一緒にいたほうがいいと言い、斎川が助けてくれるんですか?というと、君塚は助けるから、斎川も俺たちを助けてくれと話す。そうして、斎川が君塚たちの仲間となる。

海に行こうと君が言ったから

海に行くと言っていたが3人が今いるのはヨーロッパの地中海だった。斎川家が主催する豪華客船のクルージングツアーだった。そんな中、君塚の前にシエスタの弟子とも呼べる存在、通称シャル。シャーロット・有坂・アンダーソンが現れる。

シャルは軍人である両親から厳しい教育を受けており、様々な組織を渡り歩きながら軍事任務をこなしてきており、シエスタの要請で共に行動することが度々あった。1年前、君塚とシャルは仲良くはなく、シャルとはよく口喧嘩をしていた。

当時の作戦はSPESが支配する海域の島に幽閉されている仲間を奪還することだった。シエスタが「二人で仲良くするんだよ」と言い残した日、名探偵は死んだ。

場面は戻り、シャルはマーム(シエスタの事)の遺志があるからこの船に乗ったと話す。シエスタは死ぬ前にSPESを倒す為の遺産を世界中に残しており、この船にはその一つがあるという。しかしそこで君塚たちが偶然同じ船に乗ったことに違和感を覚える。

シャルは夏凪を認識すると、マームの命を使ったおままごとを見せないでとマームの遺志は私が継ぐと言い去っていく。そう言われた夏凪はゴリラのように唸って恨み言を吐いた。

誘拐

それから頭を冷やすということで夏凪と斎川はプールに、君塚は別行動をとっていた。船内のカジノへ行くとそこではシャルがポーカーで17連敗していた。そこで君塚がポーカーに勝つ代わりに少し話をしたいと言う。しかし君塚は普通に負ける。

君塚の想定では、シャルが情報を掴んでいるならSPESもシエスタの遺産があると掴んでいるはずだと話す。そしてシャルは君塚の部屋を貸してというとなんと不正乗船してるから部屋がないと言う。そして突如「海上でこの船を降りる方法ってあるかしら?」と言う。

その後、夏凪と合流し食事をし、1時間後に話したい事があるからバーに来てくれと言う。それから着飾った夏凪がバーにくる。そこでシャルは悪いやつじゃないことを説明し、夏凪がどうしてシエスタの跡を継ごうと思ったのか聞く。それはずっとベッド生活だった自分に軸がほしかったからだという。

夏凪と会った後に部屋にシャルがいると思い斎川に連絡して斎川の部屋に泊めてもうらうことに。翌朝突如ラウンジにて夏凪を預かっているとアナウンスが鳴り響く。つまり何者かによって夏凪は誘拐されていた。しかしラウンジに行っても夏凪も犯人らしき人物もいなかった。

そこで、シャルが言っていたこの船から降りる方法を斎川に聞くと、斎川は昨日シャルからそれを聞かれて小型ボートを使えばという事を教えたという。君塚はシャルを疑ったが、動機がないと感じた。

そして斎川にシャルを手助けした理由については、左眼で嘘や本音を言っているかどうかがわかるそうで、シャルは嘘をついていなかったと話す。そんな中カウンターにコナン・ドイルの本が置いてあり、栞に午後8時に名探偵の遺産持ってメインデッキへ来いと書いてあった。

カメレオン

その後も斎川の左眼を使い夏凪を探していたが全ての部屋を調べても見つからずだった。そして時間通りにメインデッキへと向かうと君塚が「とっとと出てこいよカメレオン」と言うとデッキの端から姿を現した。銀髪でアジア系の顔立ちをしたコウモリと同じく触手のような舌が生えていた。

夏凪を誘拐した犯人であり、周囲の景色に同化して消える能力を持つ。君塚はあの3年間でカメレオンと事を構えたことがあった。そしてぼんやりと夏凪が出現し、その舌で夏凪を簀巻きにして高く持ち上げた。そして名探偵の遺産を要求する。しかし君塚も遺産がわからずだった。

しかしカメレオンの本来の目的はこの船を沈めることで遺産が見つからないなら見つからないままにしてしまえばいいとの考えでした。そして夏凪を拘束しているのは名探偵の血を宿しているからだと言います。これで君塚はSPESの一番の標的が自分や斎川ではなく夏凪だということを理解する。

そんな時夏凪が撃ってと言います。そして君塚は夏凪に銃を向けると締め上げている舌を撃ち抜きます。しかし夏凪がそのまま海へと落ちてしまいます。そこにマットを敷いた小型ボートを滑り込ませた斎川が夏凪を受け止めます。

そしてカメレオンは舌を鋭利な刃物へと変化させ君塚を襲ってきます。そしてシエスタの心臓は普通じゃないと話します。そしてカメレオンが君塚を追い詰めるとそこにヘリで来たシャルが銃撃を浴びせます。操縦席には風靡がいた。

君と過ごした、あの目もくらむような三年間は

カメレオンは銃撃を受けたものの姿を消していた。その後ヘリがやられオイル漏れをしたが、風靡がライターでデッキに落ちたオイルに火をつける。するとこの環境に耐えられなかったのか姿を現す。カメレオンはあの時シエスタが無様に屈した姿が瞼に残っていると挑発する。その後シャルの銃弾で落ちた硬質の舌を君塚が拾い、追い詰めるも地面を破壊され階下に落ちる。

落ちた先はカジノだった。カメレオンと戦闘を始めようとした時「バカか君は」と声が聞こえ、カメレオンの再生した舌が切断されていた。「これでその舌は二度と私に攻撃することができない」と言う。それは夏凪だった。そして「久しぶりだね」と君塚に言うと君塚は「昼寝はもういいのか、シエスタ」と言う。

体は夏凪だが、今は身体を借りているというシエスタ。そして戦闘中に、お酒を飲んで二人ベロベロになった時に私達はシた?とシエスタが聞いてくる。そんな馬鹿な会話をしているとカメレオンの身体が全身鱗のようなものになり巨大化した。完全に種に乗っ取られたとシエスタが言う。

シエスタは一つの身体を通して夏凪と会話したそうで、君塚を助けてほしいとお願いされたとか。そしてそれは今回が最後だという。シエスタは再度酔った時の話を聞くと君塚は残念ながら何もなかったと話す。

そして、再び姿を消したカメレオンだったが、シエスタと君塚が銃を構え、何もない空間で大きな電子音が鳴るとその場所目掛けて二人は引き金を引いた。そしてシエスタは一度ぐらい君となら寝てもいいと思ってたんだけどねと言う。君塚はそういう大事なことは最初から早く言ってくれと言う。そうしてカメレオンを海に沈めた。

その後、斎川が用意した新たな船に乗り換えて帰路についた。そこでシャルにシエスタに会ったことを話す。君塚と夏凪(シエスタ)は沈没寸前だった船から海に飛び込んだあと救助船に助けられ意識を失っていた。

そして目が覚めた時は夏凪はもう夏凪だった。そして元の夏凪と会うとあの着信音助かったぞと話す。夏凪はカメレオンに連れ去られた時にスマホを忍ばせており、視覚で太刀打ちできない敵の対抗手段としてそうしていた。

そして2人が戦っている時に斎川が左眼で戦況を見続け、カメレオンの姿が消えたタイミングでスマホに電話をかけたということだった。そしてシエスタが夏凪に君塚を頼むと言われたことを伝えると、夏凪はシエスタからもお願いを言われていると言い、それは夏凪、斎川、シャル、君塚の4人でSPESを倒してほしいということだった。

そしてこの4人がシエスタが遺した遺産で最後の希望だという。そんな中、船内のアナウンスが聞こえ『お客様の中に探偵の方はいらっしゃいませんか?』と放送された。

これで1巻が終わりになります。

『探偵はもう、死んでいる。』2巻のネタバレ

続きである2巻は以下の記事からご覧ください。

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