呪術廻戦における天与呪縛は強大な力を得る代わり強制的に何かを犠牲にする「縛り」です。中でも驚異的な身体能力を持つフィジカルギフテッドと言われる天与呪縛を持つ者もいます。
通常、天与呪縛を持つ者は呪霊が見えないと思われていましたが、フィジカルギフテッドを持つ禪院（伏黒）甚爾は呪霊が見えなくても気配を感じて戦っていましたね。
天与呪縛のフィジカルギフテッドは一般人に発現しない？
- 天与呪縛：強大な力を得る代わりに縛りを持っている者
- フィジカルギフテッド：作中では伏黒甚爾や禪院真希が該当し、超人的な身体能力を持っています。
天与呪縛は並はずれな呪力を持つ代わりに他には何もないことが多いですが、呪力を持たないもしくは一般人程度しか持たない代わりに驚異的な身体能力を持つフィジカルギフテッドと呼ばれるものもあります。
天与呪縛を持っている人物を見てみると共通しているのは呪術師の家系で、伏黒甚爾や禪院真希は御三家に数えられる家の出身です。そのため本来であれば持っていた術式や呪力を犠牲とするかわりに天与呪縛を得ていると考えられます。
なので、もともと天与呪縛は呪術的な縛りとなる為、非術師である一般人には天与呪縛は発現しないと思われます。
天与呪縛のフィジカルギフテッドは呪霊が見えない？
天与呪縛を持つ者は呪力が一般人程度になるため呪霊が見えません。
作中では真希が呪霊を認識するための特殊な眼鏡をかけて戦っていますね。しかし、真希は禪院家に行ったとき禪院扇に真依と共にかつて甚爾も落とされた呪霊が飼われている部屋に落とされます。
そこで真依との別れをし、彼女が残した呪具を手に部屋を出ます。この時に半分となっていた力が一つになり、甚爾のようなフィジカルギフテッドを獲得することになります。フィジカルギフテッドが完全となったことで、眼鏡が無くても呪霊を感知できるようになりました。
禪院甚爾はなぜ呪霊が見えた？
一般人みたく呪力が全くない状態では呪霊は見えません。しかし、甚爾は真希のように特殊な眼鏡といった呪具を使うことなく呪霊が見えている様子でした。
これは、甚爾の天与呪縛に関係があります。彼の場合は呪力を全く持たない代わりに五感がものすごく研ぎ澄まされているのと驚異的な身体能力を持っています。
そのため呪霊は見えていなくても、気配を感覚で感じて認識しているのだろうと思います。また呪力を全く持たないのは甚爾のみで、九十九は自身の目的である全人類から呪力をなくすために注目していました。
天与呪縛はメカ丸も
メカ丸（本名：与 幸吉（むた こうきち））は、先天的な身体の欠損などと引き換えに強大な呪力を得た天与呪縛の持ち主です。この能力でメカ丸は広大な術式範囲と実力以上の呪力を出せるというものでした。
メカ丸自身はこの天与呪縛によって起きている身体の不自由さを無くすためなら、得た呪力を差し出してもいいと考えているほどです。
実際に、生身の身体で京都校のメンバーと会いたいという思いのために夏油側の内通者をしていてました。交流会の時に花御が京都校生を襲った後、真人との縛りである「身体を治す」により生身の身体を手に入れます。その後に真人と戦い、メカ丸は生まれ持った天与呪縛の力で応戦しますが死亡してしまいます。
まとめ
天与呪縛はデメリットはありますが、代わりに強大な力を得ています。縛りを解除することはできませんが、メカ丸のように後から誰かに縛りを解除してもらった場合でも得た力は残ることもあるようです。
甚爾の天与呪縛でのチートさを見て、読者の中には虎杖も天与呪縛なのではと考察している人もいました。確かに高い身体能力を考えるとあり得そうな気はするので、今後の展開が気になりますね。