2018年1月から少年ジャンプ+にて連載が開始され、2021年1月に最終回を迎えた漫画『地獄楽』。2023年2月には舞台化され、2023年4月からTVアニメ化が決定しています。
江戸時代末期、最強と恐れられた忍の主人公画眉丸(がびまる)は死罪人として囚われていたが、愛する妻結(ゆい)と再会したいという未練から見つければ無罪放免となる仙薬があると言われている島に向かい、他の死罪人たちと死闘を繰り広げる物語です。
今回は地獄楽の最終回ネタバレや結いない説・死亡説、結の年齢について詳しく調べてみました。
最終回の生き残りネタバレ
極楽浄土の孤島で繰り広げられた死闘の末、最終的に誰が生き残ったのか。以下にまとめてみました。
死罪人の生き残り
- 画眉丸(がびまる)
- 亜左 弔兵衛(あざ ちょうべえ)
- 杠(ゆずりは)
- 民谷 巌鉄斎(たみや がんてつさい)
- ヌルガイ
山田浅ェ門の生き残り
- 佐切(さぎり)
- 桐馬(とうま)
- 十禾(じっか)
- 士遠(しおん)
その他の生き残り
- 結(ゆい)
島に送られた死罪人は全部で10人いましたので、ちょうど半分が生き残ったということになります。山田浅ェ門の生き残りは4人で、死罪人と監視役両方生き残ったのは2組しかありません。2組だけだと監視役とはいえ絆が生まれそうですよね。
画眉丸と佐切は最初剣を交えていたのに、全てが終わった後は仲良くなっていましたし、亜左 弔兵衛と桐馬は実の兄弟なので絆があります。最初敵対していた者同士が仲良くなる展開っていいですよね。
最終回で画眉丸の妻嫁の結と再会
作中で一度も実物が登場しなかった結ですが、画眉丸が里に帰って尼寺を訪れるとそこには妻の結が確かに待っていて無事再会しました。再会した時の結の表情を見た時は、筆者も思わず感動してしまいました。
ここで活躍したのが実は山田浅ェ門の十禾でした。十禾は仙薬を持ってきた(という設定)民谷 巌鉄斎以外の死罪人のことや里の追手のことなどを全てうまく処理してくれました。それに加え、尼寺に行けば結に会える手筈も整えてくれていました。なんていい人なんでしょうね。
その後は佐切と杠の2人が画眉丸夫婦に会いに行き、画眉丸は幸せそうに寝ていたんです。結が画眉丸を起こしに行く際に「あなた」と呼びかける描写があったのですが、そこから普通の幸せな夫婦生活が想起されて感動しましたね。今まで戦闘ばかりしていたことを忘れてしまうくらい平和な様子でした。
これまで結が死亡してる説があった
画眉丸の妻である結は作中に実物がなかなか出てこなかったことから死亡しているのではという説が浮上していましたが、実際結は死亡していません。作中に登場しないと、「亡き妻のために」のようなあるあるな展開を想像してしまうというのもありますから、死亡説が出ても無理はないですよね。
他にも第1巻の画眉丸の処刑の際、佐切の「彼女の存在は貴方にとって生きる意味そのものだったのではありませんか」という発言が過去形だったことや、「ちなみに奥様はまだ石隠れの里にいます」という発言に対し画眉丸が驚いたことから、画眉丸本人も結が生きていることに期待していなかったと読み取れなくもないので、死亡説が浮上したとも言えます。
ですが結果的には画眉丸の記憶や思い出は正しく、結は存在していました。読者的には結がちゃんと存在していて画眉丸が救われたので嬉しい展開ですよね。
これまで結がいない存在してない説があった
画眉丸の妻結は石隠れの長が作り出した幻術で、実際には存在しない説がありました。この展開の部分を読んだ時は筆者も衝撃を受けましたね。妻と再会するために行動しているのに、実は存在しませんでしたというのは堪えますからね。
これは杠の推測から来た説なんですが、一連の流れを以下にまとめてみました。
- 石隠れの長は幻術使いなので、不老不死と言われている長の姿は幻なのではと推測。
- それに加えて、画眉丸に若くして所帯を持たせたことに違和感を覚える。
- 人を操るには恐怖心以外の動機が必要なはずと考える。
- 以上のことから画眉丸の奥さんと言われている結も幻なのではと推測する。
こう見るとしっかりとした根拠に基づいてはいますよね。その後に画眉丸の描写に移り、「思い出せない」とあったことから、その説が濃厚になったというわけです。最後の展開を知らない方からしたら、この後の画眉丸はどうなってしまうのか不安になりますよね。最終的には結とは無事に再会を果たしたわけですが。
結の年齢と画眉丸との馴れ初め
結の年齢は17歳だそうです。画眉丸が16歳ですので、登場キャラクター全般的に若いですよね。この年齢ですでに夫婦なので、漫画ならではの世界観で新鮮です。
結は石隠れの里の長の娘で、顔には里離れしないように長に故意に付けられた火傷の痕があります。これだけでもひどいのですが、画眉丸と結が結婚したのも、最強と謳われている画眉丸を手放したくないからという理由なんです。夫婦の出会いとしては最悪と言ってもいいくらいですね。
出会いは良くないですが、画眉丸はちゃんと結のことが好きで、生活を送っていく中でいつも優しくしてくれた結の記憶を糧に死闘を繰り広げます。作中では画眉丸の「愛している」という発言もありますので、結との結婚は彼にとっては相当幸せなものだったと推測できます。愛の力ってすごいですよね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
画眉丸の妻である結は作中でほとんど登場しなかったことから里長の作った幻である説や、そもそもすでに死亡している説などが浮上しました。ですが、最終的には画眉丸の結との夫婦生活の記憶は正しく、無事尼寺にて結と再会することができました。最後の尼寺の階段で2人が再会する描写はすごく感動的なので、みなさんもぜひ読んでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。