アニメ「ヴィンランド・サガ」の待望の2期がいよいよ今年から放映開始されました。少年だった主人公・トルフィンが奴隷になるところから物語は進んでいき、今期も衝撃の展開の連続です。
今回は、奴隷編のトルフィンは記憶喪失?トルフィンはいつ何巻何話で記憶を思い出すのか?本当の戦士とはなにか?トルフィンとエイナルの奴隷解放はいつなのか?について詳しくご紹介します。
奴隷編のトルフィンは記憶喪失
奴隷編のトルフィンは、何に対してもやる気がなく奴隷として働き、一日を過ごす生活です。父を殺されて仇であるアシェラッドの死後、復讐の目的を見失い奴隷として農場に買われ、生きる気力を失います。
貧しいながらも平穏な日々を過ごすものの、戦士だった以前とは正反対の別人の印象です。そのため、記憶喪失になっているのではないか?とネット上では話題になっていました。
記憶喪失になっていたというよりは、過去のつらい記憶を思い出さないように過ごしていたようです。その分、夜中に寝ているときに昔の記憶を悪夢としてうなされ、朝起きたトルフィンは夢の内容を覚えていませんでした。
トルフィンはいつ何巻何話で記憶を思い出す?
トルフィンは兵士として戦っていた記憶を、単行本9巻59話で少し思い出します。農場主の旦那(ケティル)の息子・オルマルが、「客人」と呼ばれる農場で雇っている用心棒たちにそそのかされ、奴隷を殺すことを実践に移そうとすることが発端です。
奴隷仲間であるエイナルの方が標的にされ、トルフィンは冷静に代わりに斬られるように自分から申し出ます。客人の一人、キツネに体中を軽く斬られ左耳は一部切断するなど負傷しますが、リーダーである蛇によって中断。
蛇はアナグマから今までの経緯を聞き、一瞬で豹変してトルフィンに本気で襲い掛かります。とっさに殺されると感じたトルフィンは、蹴りで蛇を止めます。周りにいた大勢だけでなく、襲い掛かった蛇自身も驚く動きでした。
トルフィンは無気力で怠惰な生活を送っていましたが、今までの経験から身体能力と戦士としての本能は、身体が覚えていました。記憶は前の58話では思い出せない様子もあったので、確信したのは9巻59話の可能性が高いです。
トルフィンの本当の戦士とはなに?
本当の騎士とは、「本当の剣士には剣などいらぬ」とトールズがトルフィンに伝えていたことです。そして、アシェラッドにも「本当の戦士になれ…」と言われていました。
トールズ自身が本当の戦士の意味を理解したのは、奴隷になったときに知ります。農場の奉公人たちに意地悪され、殴り合いになり気を失ってしまったトルフィン。
そして夢の中でトルフィンは、トールズやアシェラッドに再会してトールズから新たなことを教えてもらいます。自分に敵はいない。誰にもいないし、傷つけていい人間はいないことを。
本当の戦士が剣がいらないのは強いからではなく、争いがなく平和な世界をつくることができるからだと真の理由をここで知り、目が覚めます。ここから生まれ変わると宣言したとおりトルフィンはやる気に満ちた青年へと変化していくのです。
トルフィンとエイナルの奴隷解放はいつ?
トルフィンとエイナルは、単行本14巻にて奴隷解放されます。その前にオルマルがきっかけでクヌート王の兵士たちを殺したことで戦に発展。結果的に農場は、122名の負傷者が出る大惨事です。
主のケティルも重傷のため意識のない状態であり、正式な跡継ぎとされていたオルマルは降伏し、国外追放を受け入れることを決意します。トルフィンは、クヌート王に農場から手を引くよう直接説得に。
兵士たちに邪魔されつつも結果的に説得は上手くいき、平和な国をつくる目標を持ったトルフィンを笑いながらクヌート王は農場から手を引きます。
そして、農場を救ったことで奴隷解放され、エイナルと数人の仲間たちと一緒に旅へと向かうトルフィン。なんだか目標ができたトルフィンの新たな旅の始まりのようですね。
まとめ
今回は奴隷のトルフィンのことを中心にご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
2期の内容としては、トルフィンが農場の奴隷として働いたことで、沢山の学びがあったことがよくわかる回ともいえるのではないでしょうか。
1期との違いと成長を見比べるのも楽しみになりそうです。今後のアニメ放送も楽しみに待ちましょう。