ヴィンランド・サガはヴァイキングたちの生きざまが描かれリアリティのあるストーリーが魅力です。1期では漫画のブリテン編まで描かれトルフィンの成長、アシェラッドの知略、トルケルの武将としての強さなど見どころが多くありました。
2期ではトルフィンが目的を失い奴隷となってしまいますが、ケティル農場で優しく接してくれる女性の奴隷アルネイズが彼に変化をもたらします。
そこで今回はアルネイズには夫ガルザルと子供がいて、過去と正体なぜ奴隷となってしまったのかについて紹介してきます。そして最後は死亡してしまったのかについても書いてきます。
アルネイズはケティルの奴隷でなぜ奴隷？
アルネイズは大地主・ケティルに買われた奴隷であり愛人でもあります。
彼女はもともと夫のガルザルと息子のヒャルティと暮らしていました。住んでいた集落から離れたところに鉄の採れる沼地が見つかると争いがおこり、集落の男たちはそちらに行くことになってします。
その隙をついて集落は襲われアルネイズは奴隷として売られ、ケティルに買われ農場で侍女として働くことになりました。
アルネイズはガルザルの妻で子供ヒャルティも
アルネイズは家族３人で平穏に暮らしていました。
しかし子どものヒャルティが1歳の時に鉄の採れる沼地の所有権争いがいくつかの勢力の間で起きます。その争いには夫のガルザルの友人もいて彼も参加することになってしまいます。
結果として特に鉄に困っていなかったにも関わらず争いに行ったことで、村は壊滅してしまいました。そしてアルネイズはヒャルティも引き離されることにもなりました。
この時のことを話しているアルネイズが「子どもを守るためなら一緒にいて欲しい」と言っていましたが、資材を得ることで勢力のバランスも変わってくると考えられます。そばにいて欲しい気持ちは分かりますが、なんとも難しい問題ですね。
アルネイズはケティルの子供がお腹にいる
奴隷ではありましたが、ケティルに気に入られ彼の子どもを妊娠します。愛人として厚遇されているため正妻からは快く思われておらず、厳しい態度を取られています。
ケティル農場にいるトルフィンやエイナルにも優しく、エイナルには一目ぼれされるほどの美貌の持ち主です。ケティルはアルネイズに執着しており、「鉄拳のケティル」の異名を持つ戦士と同名の別人だという秘密を打ち明けるほど信頼もしています。
アルネイズとガルザルの最後は死亡？
奴隷として売られてから行方が分からなかった夫のガルザルが、アルネイズのもとにきたことで事態は変わります。
彼はデンマークの農場から逃げた逃亡奴隷でした。ケティル農場の用心棒「客人達」たちを圧倒しアルネイズに一緒に暮らそうと言いますが、「蛇」によって行動ができなくされてしまいます。
スヴェルケルやトルフィン達の手助けでなんとな逃げる二人ですが、最終的には「蛇」に見つかってしまいガルザルは殺されてしまいます。アルネイズも農場から逃亡したと思われ捕まり、ケティルに棒で殴られて瀕死の状態になります。トルフィンとエイナルに馬車で連れ出される中、ガルザルとヒャルティと夢の中で再会しトルフィンとエイナルに感謝し息を引き取りました。
会えないと思っていた夫にガルザルと再び会えたことも嬉しかったと思いますが、ケティルの子供を妊娠しているためこのまま落ち着くのを待つというのも安全を優先したいと思ったのでしょう。しかし結果としてガルザルと逃げたことで命を落としてしまうのは悲しいですね。
まとめ
アルネイズについて紹介してきました。
2期ではトルフィンが再び生きる意味を見出す姿を描いていくことになります。その途中でアルネイズと出会うことになります。アルネイズが息を引き取る時、トルフィンとエイナルに生きる意味と価値について問いかけたところは印象的でした。
