Unnamed Memory（略称はアンメモ）は2024年4月9日からアニメが放送され、『このWeb小説がすごい！』全Web小説ベストランキングでは9位に入るほど人気です。
ファンタジー作品ですが重厚なストーリーの中に恋愛要素とシリアス具合が絶妙なバランスであり、オスカーとティナーシャの関係性も魅力です。今回の記事では本作の主人公オスカーとティナーシャの結婚は何巻で描かれて子供のことや結末とネタバレについても書いていきます。
オスカーとティナーシャは結婚できる？
Unnamed Memory after the endⅣ読み終わった。
— 夕顔 (@yugao_13) April 25, 2024
14章で大ダメージを与えられた後に章外で念入りに止めを刺された。 pic.twitter.com/WElPbjK5gs
結論から言うと二人は結婚します。
オスカーは自分にかけられた「子孫を残せない呪い」を解くために塔の試練を乗り越えれば願いを叶えてくれるという〈青き月の魔女〉ティナーシャの元を訪れました。しかし、ティナーシャによると呪いではなく『祝福』や『守護』の類で解けず、沈黙の魔女の魔力に耐えられる女性を選べばいいと助言をします。
このことを聞いたオスカーはティナーシャを妻にしようとするが拒否されてしまったため、試練を乗り越えた願いとして「1年間自分の傍で暮らす」ことを提案したのです。
もともと、ティナーシャを妻に迎えようと求婚していたオスカーですが魔女を王妃にすることで反発が起きたりなどを考えます。しかし、大小さまざまな出来事を乗り越え二人は無事結婚することができました。
オスカーとティナーシャの結婚はいつ何巻？
オスカーとティナーシャの結婚は「Unnamed Memory III 永遠を誓いし果て」の7.一幕が終わる前にで描かれています。この巻の表紙はティナーシャが花嫁ドレスを着ているので遂に結婚と思った読者も多いかと思います。
最初は1年間オスカーを守護する契約で彼のそばにいたティナーシャですが、じょじょに恋心を自覚していくところは読んでいてニヤニヤしてしまうところでした。7.一幕が終わる前にでは結婚式の様子もしっかりと描かれていて、オスカーはティナーシャに「四代遅れで国が手に入ったな」と言い、彼女は「国はいりません。貴方をください」と返します。
この二人が誓いをするシーンは挿絵もあり、二人の体格差が分かるように描かれていて素敵なので是非とも小説を読んでみてくださいね。
二人の子供フィストリア・ウィル・ルイス
実質半額に乗じて電子版のアンメモを揃えました。最近の移動中の楽しみになってます。 pic.twitter.com/huzJI1Scmh
— 晩のだいこんみそしる🌈 (@miso_whiteR) April 24, 2024
オスカーの子供は三人います。Unnamed Memory-after the end-Ⅰの登場人物紹介では下記のようにかかれています。
フィストリア：長女。六番目の魔女として生まれ人の寿命を全うしました。
ウィル：長男。第22代ファルサス国王になります。
ルイス：次男。宰相としてウィルを支えていきます。
子供たちが登場しているエピソードはカクヨムで掲載されている「Unnamed Memory-after the end-Ⅰ」発売記念SS「新しく始める前に」で読むことができます。
フィストリアは冒険好きで思い切りが良く、ルイスは母親に似て相手の気持ちを考える性格とオスカー視点で描かれていました。子供たちのエピソードはまだ多くかかれていないので、番外編として出してもらえたらいいなと思います。
Unnamed Memoryの最終巻結末ネタバレ
Unnamed Memoryの本編は「VI 名も無き物語に終焉を」で完結となり、続編として「Unnamed Memory -after the end-」が出ています。
ここでは最終巻のネタバレについて書いていきます。繰り返される歴史の中でティナーシャの結婚式が迫る中彼女の周りでは怪しげな事件が頻繁に起こります。女王だった頃にティナーシャが描かれていたり、ヴァルトの真の目的も明らかになるといった読み応えが十分な内容となっています。
ヴァルトは繰り返される歴史の中でオスカーとティナーシャを見てきていました。そして、結婚式寸前でヴァルトは自分の時読の一族のこと目的について話し始めます。ヴァルトはティナーシャにエルテリアを壊して欲しいと言いますが、エルテリアを使い人の思いを否定できないティナーシャは「二度と使わせない」ではなく「完全破壊」を望む理由について聞きます。
問いに対してヴァルトは「今の世界は行き詰まりかけていて何度巻き戻ってもその先に時間はない」と答えますが、実際はミラリスを助けたいからでした。ヴァルトに捕まり選択を迫られるティナーシャの元にオスカーが駆けつけヴァルトは萎縮してしまい、その時に頭の中にミラリスの声が響きました。
何とか抜け出したティナーシャはヴァルトが持っていたエルテリアを抜き取りますがエルテリアが発動してしまいます。何もかも失う予感がありながらも彼も元に帰りたいと願うのでした。
そしてオスカーとティナーシャの寝台のシーンに戻り、第一幕の時代が再構築されます。恐らくこの時がティナーシャにとって一番の幸せだったからこそ彼の元に帰りたいと願ったのだと思います。
まとめ
オスカーとティナーシャの結婚は何巻で描かれて子供のことや結末とネタバレについてまとめてきました。書籍版はWEB版に加筆され読みやすくなっています。
アニメで気になった方は書籍版では更に世界観に引き込まれると思うので是非読んでみてくださいね。
