怪異と乙女と神隠し 畦目先生の正体塵輪鬼に過去いじめ！お守りとヨダレカケ事件【うなめ先生/ちんりんき】

『怪異と乙女と神隠し』のテレビアニメが4月10日より放送・配信開始されます。

小説家志望のフリーター・緒方菫子（おがた すみれこ）が、同僚の化野蓮（あだしの れん）と共に怪異に関わる様々な事件を解決していくミステリー作品です。

今回は『怪異と乙女と神隠し』に登場する畦目先生について、正体や過去にあったいじめ、お守りやヨダレカケ事件などをネタバレを含めてご紹介していきます。

ヨダレカケ事件

『怪異と乙女と神隠し』買うた。
いまのところ伝記系なのか妖怪系なのか都市伝説系なのかわからんが、都市伝説系だと良いなぁ。嘔吐事件が公的には集団ヒステリーとして解釈されているとかそういう流行り神でいうところの科学部分がもうちょいあるほうが好き。 pic.twitter.com/1O1KX1ZRHV

— ブリキの (@buri_kino) May 6, 2020

まず最初に『ヨダレカケ事件』についてご紹介します。『ヨダレカケ事件』とは、蓮の妹・乙（おと）が通っているコオネ女学院にて続発しているという現象です。

突然生徒が大量よだれを垂れ流し、そして体は火のように熱くなり昏倒してしまうというものです。当事者に規則性はなく、誰にいつ起こってもおかしくない現象のようです。

また、発現してからの治療方法は何もありませんが、帰宅すると回復し、学校に来ると再発してしまうというのです。発症した生徒たちは再発を恐れて不登校になってしまっているのでした。

乙の友達3人にもこの現象が起こってしまい、倒れてしまいます。実はこの事件の犯人は畦目真奈美（うなめ まなみ）で、コオネ学院の生活指導の先生です。いじめをなくしたいという思いから、いじめをしている生徒を攻撃しているのでした。

乙の友達に関しては、いじめなどはしていませんでしたが、畦目先生の勘違いで巻き込まれてしまったのでした。

畦目真奈美先生の過去といじめ

実は畦目先生は過去にいじめを受けていました。小学生の頃、貧しいことをからかわれ、嫌がらせを受ける日々を送っていたのです。

物心着く頃に両親を亡くし、田舎で暮らす母方の祖母に引き取られます。畦目先生はその頃からずっとおばあちゃん子で、祖母が大好きでした。

祖母との暮らしは穏やかで優しい日々でしたが、決して裕福なものではなかったため、服や持ち物は祖母の手作りや格安のものばかりでした。そして服がいつも同じだと同年代の子によくからかわれてしまいます。

ある日、またいじめられたことが原因で問題が起き、祖母が呼び出されることがありました。担任の教師は幼い畦目先生の味方にはなってくれず、むしろ責任はそちらにあると祖母を責めるばかりだったのです。祖母は「家族が婆ちゃんだけでごめんなぁ」と涙するのでした。

自分へのいじめが原因で祖母までも傷つけてしまったことに衝撃を受けます。「大人も大人をいじめるのだから、時間では解決しない、だからいじめそのものがない世界を作るのだ」と決心したのでした。

畦目真奈美先生は塵輪鬼の末裔

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C H A R A C T E R
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畦目真奈美
CV：#堀江由衣

コオネ女学院の教員。
いじめに敏感でじゃれ合いにも注意に入るが、
夢のある生徒のことは全力で応援する。https://t.co/WSTdfBxZsN#totokami pic.twitter.com/26Gi4YTQqz

— 『怪異と乙女と神隠し』2024年4月10日(水)放送・配信⚠ (@totokamiPR) October 31, 2023

「ヨダレカケ事件」の内容から、蓮は畦目先生のことを「牛鬼（うしおに）」だと考えていましたが、本当は「塵輪鬼（ちんりんき）」という一族の末裔だったのです。「塵輪鬼」は「牛鬼」の親玉に当たる存在です。

「牛鬼」は人喰いの怪異で、「影を舐められた者は突如唾液を垂れ流し、火が点いたように体が熱くなり死に至る」という伝承があり、「ヨダレカケ事件」の症状と一致します。また、大和朝廷によって討伐された「塵輪鬼」の破片が「牛鬼」なったといいます。

「塵輪鬼」を信仰し、朝廷に抗って隠れ住んでいた末裔が畦目先生の一族だったのだと推測します。しかし1000年も経っているため、畦目先生自身にはそういった記憶はないようです。

本来の力では簡単人を殺せてしまうでしょうが、畦目先生は自分で呪いの力を弱めて使っていたようです。そのため、蓮は「牛鬼」のものと勘違いしてしまったようです。

お守りを祓い畦目真奈美先生に角が残る

畦目先生の呪いの力は、祖母の形見であるお守りによるものでした。それは『牛玉（うしのたま）』と呼ばれる呪物で、怪異「牛鬼」の欠片です。

「牛鬼」は怪異でありながら、神として祀られることもあったといいます。蓮は、畦目先生の一族が「牛鬼」を祖先として崇めている家系だったのだと予想し、『牛玉』を破壊しようとします。

祖母の大事な形見であるため畦目先生には拒否されますが、蓮は自分の能力を使い呪物を破壊することができました。ちなみに蓮は能力を使うことを「視る」と表現していましたが、どのようなものなのかは詳しくわかっていません。

呪物が破壊されたことによって、畦目先生に力はなくなったかに思えました。しかし先生には角が生え、能力は先生自身に宿ったのでした。

まとめ

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　 　TVアニメ
『#怪異と乙女と神隠し』
4⃣月1⃣0⃣日より放送開始!!
キービジュアル第2弾公開!!
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これは、数々の怪異をめぐる
ささやかな友情と別れの物語——

⚠WEBhttps://t.co/ONIr4frRX8#totokami pic.twitter.com/WXhaelWeBV

— 『怪異と乙女と神隠し』2024年4月10日(水)放送・配信⚠ (@totokamiPR) February 29, 2024

今回は『怪異と乙女と神隠し』に登場する畦目先生について、正体や過去にあったいじめ、お守りやヨダレカケ事件などをネタバレを含めてご紹介してきました。

過去に受けたいじめをきっかけに、いじめの無い世界を作るため、生徒を攻撃するという事件を起こしてしまった畦目先生。

普段は心優しく、思いやりのある人柄で、ドジな一面もある可愛らしい人物です。そんな先生が強力な力を持っているというギャップが魅力だと思います。

畦目先生の活躍をぜひアニメで見てみてくださいね。