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『よう実2年生編5巻』ネタバレ解説考察と感想|ついに退学者!満場一致特別試験と櫛田の過去暴露【ようこそ実力至上主義の教室へ】

ついに1年〜3年の合同で行われている無人島サバイバル編が終わり、次に待っていたのは茶柱先生の過去と関わる運命の『満場一致特別試験』が行われた『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編5』ですが、今回も本当に予想外の展開で面白かったです。

ということで、2年生編5のネタバレ解説と考察をご紹介していきたいと思います。




『ようこそ実力至上主義の教室へ』2年生編5のあらすじ

試験史上最も容易で、最も残酷な『満場一致特別試験』開始!

2学期が開始と共に2つのイベント、体育祭と初の文化祭の開催が発表された。文化祭に胸躍らせる高度育成高校の生徒達だが、茶柱が唐突な特別試験の開催を発表する。試験名は『満場一致特別試験』。クラス全員の意見が一致するまで投票を繰り返すという一見容易な試験内容。だがその本質は茶柱の10年来のトラウマになるほどのもので……。

全員が投票で意思表明する必要がある『満場一致特別試験』によって否応なくその混沌に巻き込まれていく生徒達。「では、最後の課題を表示する。投票の用意を」試験史上最も容易で、最も残酷な試験! 悔いなき選択を生徒達は果たして選ぶことができるのか!

引用:MF文庫J公式サイト

茶柱先生がAクラスを目指す理由、そして茶柱先生がずっとトラウマを抱えることとなった『満場一致特別試験』ですが、簡単に見えて簡単ではないものとなりました。容易にクラスに亀裂が入ってしまうのもこの特別試験の恐ろしさでした。

そしてそこでキーポイントとなったキャラが櫛田桔梗でした。その櫛田の過去がついにクラスに知れ渡ってしまうこととなり、2人目の退学者がついに出てしまうこととなります。それは誰になるのか・・・この先のネタバレで確認してください。




『ようこそ実力至上主義の教室へ』2年生編5のネタバレ解説

ネタバレと言っても全てを書くことは不可能なので、簡易的にまとめたものになりますのでご了承ください。

茶柱佐枝の独白

茶柱は教師になる前から誰にも話せない悩みがあり、悪夢を見続けていた。何度繰り返しても結末が同じだった。茶柱がいるBクラスは手を伸ばせばAクラスに届くところまできていた。3年になるまでに6名のクラスメイトが去ったが、これ以上誰も欠けることなく卒業できると思っていた。

3学期の終盤、担任から告げられた特別試験。ルールは単純でクリアできると信じていた。しかし一瞬で崩壊したクラス。もういいんだと呟いた彼。しかし決断できなかったのは茶柱だった。3年間苦楽をともにしてきた彼の存在は小さくなかった。かけがえのない異性として大切な人。夕暮れに手を差し伸べた彼に茶柱は『よろしく、お願いします…』とこう言い、始まりを迎えたと同時に終わりを迎えることになる。




波乱の足音

夏休みが明け、2年生2学期が始まる。綾小路は須藤と歩く中、女子と付き合っている事を話す。須藤は驚き、誰のか聞いた時、その場に軽井沢がやってきて、綾小路にタイミングを見て2人の関係を皆に話すと言う。そしてその場で軽井沢と付き合っていると須藤に言うとさらに驚く。

学校に着くと茶柱から、今年は文化祭が初めて行われることと、来賓があるということを説明される。そして文化祭の売上でクラスポイントが与えられるという。2週間が過ぎ、堀北が文化祭の出し物について佐藤に声をかけられ、綾小路も一緒に行くことに。

空き教室に行くとそこにいたのはメイド服姿の佐藤、松下。そしてチャイナ服姿のみーちゃんだった。企画書を堀北に出すと堀北も褒めるほどの内容であり、メイド喫茶が出し物に決まる。そこで綾小路が出し物の監督を堀北に任せられることに。メイド喫茶に立たせる為の他のメンバーも勧誘しなくてはいけなかった。それから解散後、茶柱に遭遇すると、少しだけ時間をもらえないかと近々にメールを送ると言う。




2人の教師、運命の特別試験

翌朝、10月の体育祭を前に特別試験を行ってもらうと茶柱に言われる。通常はない時期だが2年生が優秀だからという理由だそう。『満場一致特別試験』と呼ばれるもので、複数の選択肢の中から満場一致になるまでクラス内で投票を繰り返し行うものだった。投票は匿名性であり、試験は明日。ここで例題を出される。

・クラスポイントを5失うがクラスメイト全員が1万プライベートポイントを得る 選択肢:『賛成』『反対』

そしてまずはやってみると賛成3票、反対36票だった。満場一致にならなかったので、再度次の投票が行われるが、本番は10分のインターバルがあり、その間は自由に話せるということだった。そして2回目の投票。賛成2票、反対37票だった。時間短縮の関係から次の例題も出される。

・クラスの1人に100万プライベートポイントを与える 選択肢:『賛成』『反対』

結果、賛成39票、反対0票だった。本番で特定の個人を選定する課題が出題された場合は、まずは投票をし、賛成が満場一致だった場合はインターバルを挟んで誰を推薦するかで話し合うことに。また、匿名性の徹底から、投票ごとにランダムにタブレットの画面が切り替わり、指の位置から誰に投票したのか場所でわからないようにするとか。

そして今回は池が選ばれたとして、次に進むと池に投票券がなくなり、投票。

・池寛治に100万プライベートポイントを与える 選択肢:『賛成』『反対』

結果賛成0票、反対38票。この結果に池は憤慨するも須藤がおまえに100万はやらねーだろとクラスの意見を代弁する。そして再び生徒を選定する所から始まり、時間切れになると試験は失敗になるとか。そして最後にもう一つ例題で、実戦形式でやるという。

・ケヤキモール内に施設を増設することが決定。次の内どれを希望するか 選択肢:『飲食店』『雑貨店』『娯楽施設』『医療施設』

結果『飲食店20票』『雑貨店4票』『娯楽施設15票』『医療施設0票』10分のインターバルで話し合う。2回目の投票でも満場一致にはならなかった。そこで茶柱から、例題は終了と言われ、5時間以内に5つの課題を満場一致にさせることがクリアの条件であり、クリアできなかったらクラスポイントがマイナス300になるという。また全課題をクリアするとクラスポイント50だとか。さらに実際に試験での選択肢は満場一致になった場合にそれが実際に承認されるものだそう。

また、今回の特別試験ではプロテクトポイントが無効になるので、もし今回退学処分を受けた場合プロテクトポイントは使えないそう。昼休みになると、この特別試験の為に平田が皆の意見を聞いておきたいというと、櫛田がリーダーを決めたほうがいいと話し、堀北を推薦し、堀北に決まる。




櫛田と八神

そしてお昼休みに波瑠加が綾小路グループのメンバーに一緒に食べようと話すと、軽井沢が綾小路にお昼ごはん行こうよと言う。波瑠加がなんで急に割り込んできてるわけ?と聞くと、軽井沢は彼女のあたしが最優先だと話す。クラス全体が唖然としたまま、綾小路は軽井沢に連れられクラスを出る。それから放課後、綾小路は波瑠加に一緒に帰ろうと話し、軽井沢との交際がジョークじゃないのか確認したりする。

コンビニに寄ると、軽井沢からメールでこの後ケヤキモールで待ってると連絡がきた。そして綾小路はこのタイミングで悪いが、波瑠加と愛里に協力してもらいたいことがあると言い、メイド喫茶の協力を話す。ケヤキモールから軽井沢と寮へ帰宅すると、途中堀北と出会い話があると言う。すると特別試験に関して聞いてもらいたいことがあると話し綾小路の部屋で話す。

そして内容次第で反対の1人が絶対に譲らない場合が出てくるなど話し、綾小路のアドバイスに対して堀北は今までアドバイスしなかったのにどういうつもりなのかと聞く。それに対し綾小路はアドバイスってほどのものじゃないという。そして堀北は明日の特別試験で1回目の選択肢で必ず別々の投票をしてほしいというお願いをする。適当な投票の結果、票が偏って偶然による一致が怖いからだという。そして櫛田や高円寺の存在が今のクラスが一丸になっているとは言い難い存在だった。

夕方、綾小路は自室に平田と軽井沢を呼ぶ。明日の試験の対策を打っておこうという話で、長丁場になれば2人にはうまく立ち回って票を寄せてもらうということだった。そしてクリアがあ見えないことがあったら強引な手段に出るかも知れないと、その時平田が暴走しないよう覚悟しておくようにと伝える。

そして夜、綾小路に電話がかかる。それは坂柳理事長だった。もう大丈夫ということで、異例の文化祭で政府関係者と家族が招待されていることについて、止めることができなかったという。そしてまだ告知されていない事実として、10月の体育祭で急遽来賓を迎え入れることが決定したとか。つまりセキュリティーに不安が残るということだった。そして坂柳理事長は綾小路に体育祭を欠席するようにお願いする。綾小路はそれに検討する時間がほしいという。

数時間前、櫛田は1年生の寮、八神の自室を訪れていた。八神は再度櫛田に綾小路と堀北を退学させたいことを確認。そして堀北にリーダーをしてほしいという流れにしたのは八神が櫛田に言ったからだった。そして八神は次の試験で堀北を退学にさせられると話す。そしてこの試験で出されると思われる例題を口にする。そしてそれが出された時、櫛田が取る選択肢は一つだと話す。

八神は初めて櫛田と会った時『僕です。わかりませんか?』と言った時櫛田はアドリブで合わせて後輩だと話した。しかし本当は2人は初対面だった。そこで櫛田が有能な人物だとわかったと話す。そして八神の目的は綾小路と遊ぶことだと言う。

朝、星野宮先生は11年前に実施されたこの試験では、担任がクラスと被らないようにシャッフルされたが、今回はそのままだった。坂上先生が言うには上が決めたことだからしょうがないとか。ただ、担任はアドバイスとなるような行為がある場合は戒告になり、その場に監視役もいるよう。




満場一致特別試験

9月17日の昼休み明け、特別試験の日。ランダムに席につくと、愛里が綾小路に文化祭のことで放課後時間もらえないかとお願いしてくる。波瑠加は軽井沢との交際で傷ついていたが、前を向こうとしてると話す。そして『満場一致特別試験』の時間になる。

課題①3学期に行われる学年末試験でどのクラスと対決するか選択せよ。()は勝利で得られるクラスポイント。 選択肢:『Aクラス(100)』『Bクラス(50)』『Dクラス(0)』

結果『Aクラス5票』『Bクラス21票』『Dクラス13票』であり、再投票に。インターバルで話し合った結果、Bクラス39票にまとまり、決定する。

課題②11月下旬予定の修学旅行に望む旅行先を選択せよ 選択肢:『北海道』『京都』『沖縄』

結果『北海道17票』『京都3票』『沖縄19票』。するとインターバルで須藤が沖縄を提案し、前園が須藤に反対し北海道でスキーをしたいという。2回目の投票結果、北海道が18票になったことで、沖縄は17票に。最終的に行きたい場所の代表者を決定し、じゃんけんで公平に決めると北海道派の篠原が沖縄派の須藤に勝ち、北海道に決定した。

課題③毎月クラスポイントに応じて支給されるいプライベートポイントが0になる代わりにクラス内のランダムな生徒3名にプロテクトポイントを与える。あるいは支給されるプライベートポイントが半分になり、二人の1名にプロテクトポイントを与える。どちらも希望しない場合、次回筆記試験の成績下位5名のプライベートポイントが0になる。

結果『ランダム3名に付与12票』『1名を選ぶ付与5票』『付与なし22票』この結果に成績下位の池と佐藤が反論。そこで啓誠が今後のことも考え、このクラスのリーダーになる掘北にプロテクトポイントを与えるべきだと話すと高円寺もそれに賛成。そうして、結果1名を選日付与に39票で決定する。

課題④2学期末筆記試験において、以下の選択したルールがクラスに適用される。 選択肢:『難易度上昇』『ペナルティの増加』『報酬の減少』

結果『難易度上昇6票』『ペナルティの増加18票』『報酬の減少15票』その後議論するとすぐにペナルティ増加の選択肢で満場一致した。そして1時間ほどであっけなく最後の課題へたどり着く。そして最後の課題が説明される時、茶柱が明らかに顔色が悪かった。




最後の課題

課題⑤クラスメイトが1人退学になる代わりにクラスポイント100を得る(賛成が満場一致なら退学になる生徒の特定・投票を行う)

結果『賛成2票』『反対37票』すると須藤が誰だよ賛成に投票にしやがったのはと高円寺のほうを見て怒鳴る。しかしここで掘北は賛成の1票は綾小路だと話す。それは事前の打ち合わせでそうしたからだと説明。そして再度投票を行うと結果は同じだった。そこで綾小路は1回目も2回目もはないに入れたという。それは内容が内容だけに反対にしたほうがいいと勝手に判断したと説明。つまり現状2名が賛成にしているということだった。

そこで高円寺がてっきり2回目の投票で私を除いて反対に回ると思ったんだけどねえと答えると須藤が怒る。理由はクラスポイントは増えるなら毎月貰えるプライベートポイントが増えるから反対を選ぶ理由がないという。『このまま』だと賛成に投じ続けると話す。4回目の投票になっても変わらない結果に掘北は高円寺に取引を持ちかける。卒業までの間1万円分のプライベートポイントを払い続けると話す。これならクラスポイント100と同義だと話すと高円寺はそれに承諾する。

しかし5回目の投票結果は賛成1、反対38だった。依然として賛成の1票は残り続けた。そこで軽井沢が掘北に誰が賛成に投じてるかわかってるんじゃないかと聞く。心当たりがあると話すがそれは言えないと言う。ただ、賛成が0にならなければ覚悟を決めて名前を口にするという。そして8回目まで賛成1票のまま続く。

すると茶柱が体勢を崩し呼吸が荒くなっていた。そこで自分の過去を話し始める。茶柱はこの学校出身で学生時代にこに試験を受けたことがあると言う。そして5つ目の課題は同じだったという。そして一つ確かなことは、賛成反対時間切れ、どの選択肢になっても悔いを残さず全てを出し切ることだという。堀北はそろそろ覚悟を決めなくてはいけないと話し、私はあなたの敵じゃないと言う。しかし9回目の投票の変わらずだった。




一ノ瀬穂波の選択

Bクラスでは、5つ目の課題で1回目の投票が賛成が1票となった。そして神崎が39票の反対が集まったことに対して異常だと思わないのは正常性バイアスに陥っていると話し、この先勝ち上がっていくには新しい決断をする必要があると話す。そして5回目の投票も神崎だけ賛成に投じた。そこで星野宮先生が自分の学生時代も時期は違うが同じ試験があったと話す。

勝つためには誰かを切り捨てなきゃならないこともあり、もしあと100ポイントでAクラスに上がれる状況だったら今と同じ決断ができるのか話す。そして星野宮はその時賛成の選択肢をしたという。友達だの言ったって結局大切なのは自分自身だから今反対してる皆も本質ではそう思ってると言う。

そこで一ノ瀬は友達を切り捨てて行くAクラスには意味はなく、今は実力はないけど、そんなクラスを目指したいと言う。そうして神崎は無理やりこのクラスを変えようとしたが、その実力はないと言い反対に投じる。そしてBクラスの満場一致特別試験は終了する。そして既にAクラスは特別試験が終了していた。残るは龍園と堀北のクラスだった。




龍園翔の選択

龍園のクラスは5つ目の課題の最初の投票。賛成14、反対26だった。龍園は賛成に投じたやつ手を挙げろと言うと5人だけ手を上げた。しかし龍園は怒ることなく手を上げたくないやつは挙げなくてもいいと言う。次の投票では賛成が10、反対が30になる。そして3回目の投票では賛成が9。そして賛成にしたやつ手を挙げろというと西野と金田の2名だけ挙げた。そして龍園自身も3回中3回賛成に投じたと言い始める。

そして、クラスの半数以上は反対を突きつけたということは俺をその意思を尊重して反対に投じると話す。そして4度目の投票は賛成7、反対33だった。しかし減ったのはわずか2票だった。5度目の投票の後、藪菜々美がいっそ賛成で満場一致にして退学してもいい子に退学してもらうのはどうかと提案する。そして伊吹を退学にするのはどうかと話す。それに諸藤リカも賛同する。そこで龍園はその意見を歓迎すると言い、ここまで反対に入れてるなら2票以上賛成に回らなきゃ矛盾すると話す。

そこで龍園は伊吹に退学を受け入れるか聞くと退学するつもりはないと話す。そこで伊吹のために体張れるやつはいるか聞くと、石崎が動こうとするも西野が止める。そして伊吹はこの学校にやり残したことがあると言い、仮にクラス全員が賛成にいれても反対に投票し続けて試験を失敗させると話す。そして連続で続く投票の中、11回目まで進むと賛成7、反対33だった。

龍園はそろそろ終わらせるかと言って6回目から10回目まで賛成に入れたり反対に入れてるフラフラしてる奴を言い当てると言い、それは矢島だという。そしてこれから先お前は許可なく賛成に入れる権利はないと言い、守られてないと判断したらお前は退学だと脅迫する。そして12回目賛成5、反対35だった。

そこで時任が賛成に入れてるのは俺だと名乗り出る。石崎が激昂する。時任は龍園がリーダーだとクラスの連中に間違いだと教えるためだという。そして龍園は俺をお前で一騎打ちでもやるかと言い反対に投じ続けている35票を全て賛成に投じさせたら後は誰に退学をさせるかの殴り合いだと言う。そんな中、葛城が時任に時間を与えてやってくれないかと話す。そして龍園が退学したら誰がリーダーになると言い、明確なリーダーがいないと坂柳に追いつくことはできないという。そして龍園は次の投票でお前を除き賛成1、反対39って状況になると話す。

そして結果賛成2、反対38だった。時任はビビったがまだ屈しないやつがいたと心躍らせる。しかし、その1人は葛城だった。葛城は時任もクラスにとっても必要な生徒だと話す。そして一つ前に残った5票は幻想で4票は椎名、山田、葛城、龍園の4人だと葛城は指摘する。つまり、龍園が矢島を指名してから既に時任は1人だった。そして葛城は龍園は時任を退学させないための可能性を与えていたと話す。しかし、時任はその可能性に気付かず突き進もうとしたという。そこで葛城が最後のチャンスを与えてやってほしいと龍園に言う。そして時任は悔しがる。

結果、賛成0、反対40で満場一致した。時任はお前のやり方を認めたわけじゃない。Aクラスに上がれないやり方と判断したら何度でも排除すると話す。




坂柳有栖の選択

Aクラス、5つ目の課題の結果賛成2、反対36だった。コントロールされた2票を除いて全生徒が反対に投じた。そこで橋本が坂柳に次はどうすると聞くと、橋本くんはどう思うかと聞く。次にも反対で決めたいが、100ポイントに泣かされるのはごめんだと話す。坂柳はいなくなった葛城と戸塚とあなたたちクラスメイトは違う。その仲間を切り捨てるような真似はしないという。しかしそれは嘘だった。万が一Aクラスが追い込まれるようなことになれば、迷いなく退学者を出す選択をする。しかし危機迫る状況じゃないのに退学者を出すには不信感が生まれる。その状況に陥る方が失うものが大きいと判断しただけだった。

そして次の投票結果、賛成0、反対38だった。

堀北鈴音の選択

10回目の投票結果、賛成1、反対38。堀北も平田も反対に入れた人挙手してもらえないかと言うも誰も手を挙げなかった。そして1回目も変わらずだった。綾小路はなぜ堀北の反対への満場一致が不可能なのか心で言う。この課題の優先度は反対>=賛成>時間切れ。しかし1人だけ異なる生徒がいればどうなるか。賛成>時間切れ>反対。つまりこの人物は時間切れになることをを最大のマイナスだと捉えていないことだった。そこで残された2時間ですべきことは一つだけ。賛成による満場一致。綾小路は計画を実行するのにためらっていた。あと一度だけ反対による満場一致を試したいと不合理な感情が浮かび上がってきた。

そして綾小路はあなたならどんな決断をしたのかと心の中で堀北学に問う。そしてプランに少しだけ修正を加えることにした。12回目の結果、賛成2、反対37。賛成が増えたことで十分なインパクトがクラスに生じた。それをしたのは綾小路だった。そして堀北は考える。賛成票を0に持っていくことはできないならどうするべきなのか。そして、賛成に投じるしかないんじゃないかと声が出始める。そして13回目の投票、賛成5票。14回目の投票、賛成12票。増えていく賛成票。

残り1時間半。ここで平田が声をあげ、時間切れを避けなければならないのはわかるが、賛成で満場一致にしても解決するわけじゃないと言う。まだ間に合うと平田は言うと堀北も同意する。そんな中、綾小路が意見させてもらっていいかと発言する。そして14回目の投票で賛成に入れたと嘘をつく。既に12回目から賛成に入れていた。そしてこのまま反対に固執しても時間切れになる。なら賛成に回る以外に方法はないと話す。

また、賛成による満場一致なら、唯一の離反者を裁判にかけて38人で裁くことができると言う。そして堀北と綾小路にはその人物のが頭に浮かんでいた。今反対票に投じてる人は安全の保証をするという。しかし、誰が賛成に入れているかわからないと意見を言われる。そこで綾小路は賛成に投票してる人に心当たりがあると話す。

そして堀北には覚悟を決めろと言い、平田にはどうしても退学者を出したくなかったなら時間切れが近づく前に結果を出すしかなかったと話す。そして次の投票が運命の分かれ道になると話し、堀北は最後のお願いで全員反対に投票してと言う。結果賛成1、反対38だった。そして綾小路は堀北と平田に承諾をとり、次の投票で反対に票が残るならその理由をはっきり述べてもらう必要があると言い、投票させる。

結果賛成39、反対0と決まった。こうなった以上誰が退学するか選ぶしかなくなった。そして、立候補か推薦、インターバル中に決まらない場合はランダムに選ばれる。そこで平田が退学を立候補。平田を退学させるかの投票を行う。すると賛成6、反対32だった。

冷静さを欠いていくクラスメイト達だったが、そこで櫛田が鳴き声を漏らす。そしてどうしてこんなことになっちゃったんだろうって後悔が止まらないと言う。そして櫛田は批判覚悟で言うといい、この特別試験のリーダーだった堀北と酸性に投票するように促した綾小路が責任をとるべきだと話す。そこで反論したのは軽井沢だった。そして議論の末に時間がきたので、堀北が立候補する。結果、賛成16、反対22だった。須藤が賛成に投じたやつぶっ殺してやると激昂する。




櫛田のあがき

そして本当に時間がないからそろそろ賛成に入れたと考えている生徒を教えてくれと意見が出る。そこで綾小路は答える前に提案したいと話し、もし間違った人物を言った場合、その時は責任をとって退学すると言う。そして100%に近い確信をしているからこそ自分の退学をかけて発言できるという。そしてその人物の名前は櫛田、お前だと言う。

クラスが驚愕する中、櫛田は綾小路に言われ涙ぐむ。そして綾小路はなぜ櫛田が賛成に投じ続けたかの理由は退学させたい生徒がこの中にいるからで、それが掘北と俺だという。そして他のクラスメイトにはない堀北との共通点があると言うと、櫛田が同じ中学校出身だと話す。そしてこのクラスにはそれを知っている人はいなかった。そこで、見かねた状況に櫛田を擁護する発言が飛んでくる。そこで平田が今話しているのは綾小路だから中途半端に口を挟むべきじゃないという。

そして綾小路は中学時代の櫛田には大きな秘密があると言い出す。櫛田がもう嘘を重ねないでと言う。綾小路は表向きには櫛田は善人に見えるがしかし本当は誰よりも嫉妬深く、自分が一番でなければ納得できない正確をしているとしたら?その結果中学時代に本性を知られてしまったことでクラスを壊滅に追い込んだとしたら?と言う。そして俺も櫛田の本性を見てしまう偶然の機会があったからそれを知ったという。

そこで投票の時間になると、櫛田はこれ以上耐えられないといい、自らが立候補する。結果、賛成5、反対33だった。櫛田を擁護する声が多かった。しかし、綾小路は自分が櫛田の標的になったことがあると話し、それは山内が退学になった時のことで、山内を使って綾小路を退学するよう誘導した中に櫛田がいたから。そして2度の同じような試験で2度も俺が標的になり、そして関与しているのはどちらも櫛田で出来すぎてると話す。

ただ、もっとうまく立ち回れるんじゃないかという意見に櫛田は俺を味方だと思ってたからで、こんな風に暴露されると思ってなかったはずだと言う。そして櫛田が綾小路を信用していた理由を話す。それは櫛田に脅されて退学に追い込まない代わりに毎月振り込まれるプライベートポイントを半分渡すという契約をしていたと言う。それに櫛田はプライベートポイントを受け取っていたと認める。でも理由は全然違うという。

しかし綾小路は契約を交わした時保険の為に録音したと言っていたからそれが出てくれば言い逃れできなくなると言う。そして綾小路もその会話を録音していたと言う。そして何度もそれを聞き直したから一言一句覚えていると、当時の櫛田の発言をそのまま言う。茶柱先生に携帯をとってきてもらうか?と言う。櫛田はもう、うるさいと声を出す。今の声は誰だったのかをクラスメイトは息を呑む。そして録音データを持ってきてもらえば全て解決するという意見に櫛田は大声を出す。

そして、プライベートポイントを半分もらう代わりに喧嘩しないことを約束し、ただ、今はもうなんとも思っていないという。そして本当は綾小路が賛成に頭皮ょし続けてたんじゃないかと言い出す。そこで、軽井沢に今綾小路と付き合ってるみたいだけど、入学当初に付き合いたいと言われ迫ってきたと言い出す。嫌がる私の胸を触り、その証拠の制服の指紋があるという。しかし綾小路はそんな被害があったらすぐに訴えるべきだったという。さらにもう1年半の歳月が流れ、衣服からの採取は簡単じゃないと言う。そして龍園と組んで堀北の退学を目論んでいたとも暴露する。

櫛田はなんで裏切るんだよと叫ぶ。そしてダメだねもうと諦め、綾小路の話が本当だと認める。




退学にさせる生徒

そして櫛田は次の投票で私の退学が決定、クラスポイントもゲットできてよかったね皆と他人事のように話す。どうせ退学するなら全部壊さないとと言うと、インターバル終了まで全部言うという。そして篠原がブスよりで池とか小宮のようなブサイクな男子しか言い寄ってこないからん、これを軽井沢や松下、森が面白おかしく笑ってたと言う。さらに篠原も池と付き合ったけど、小宮との間で揺れてたから、本命の小宮にこのあと行くつもりとか?と言う。

さらに王(わん)さんが好きで好きで仕方がない平田の話をと言うと、みーちゃんは泣き出してしまう。そして波瑠加にキョーちゃんと呼ばれたことに、ろくに友達も作れないくせに人と距離詰めたあだ名で呼ぶなんて、呼ばれてる方も迷惑してると言う。こうして、櫛田への評価は180度変わった。しかし堀北だけは冷静に考えていた。Aクラスで卒業する為に櫛田の存在はどうなのか。そして櫛田はここで退学になることが正解ではないと考え、そして今ここで櫛田を助けられるのは自分しかいないと思う。

そこで堀北が動き、なぜ櫛田にクラスの皆が知られたくない秘密を話したのか、それは櫛田を信じられると思ったからだと回答がくる。誰よりも信頼されていたからで、秘密を漏らしたことは褒められたことじゃなく、裏の顔があったのも驚くこと。でも誰だって裏表はあるものだと堀北は言う。綾小路を退学させるためにやったこととしては身勝手な選択だった。でもそれは退学ではなく、この先何倍にも彼女のスキルを活かして返してもらえばいいと話す。

そして堀北は櫛田をこのクラスに残したいとい思ってると発言する。そうして堀北と櫛田は言い合いになる。そんな中インターバル終了の時間に。そこで堀北は今櫛田を推薦してる人は私に選び直してと言う。立候補は1度きりなので推薦するように言う。そして堀北を対象にした退学への投票。賛成1、反対37だった。再度インターバルになると、再度櫛田の退学に反対を表明すると堀北が言う。そして堀北は誰かを退学させることは絶対条件だと言う。しかし今ここでその役割を堀北にさせるつもりはなかった綾小路は声を出す。




愛里の最後

誰かを退学にさせる代わりにクラスポイントを得る選択肢だが、退学する生徒より得るクラスポイントが高い場合、プラスへと変わるという。そして退学すべき人間は現時点でクラスにとって不要な生徒にするだけだと話す。そしてその際の判断基準はOAAにあると言い、このクラスの再開は佐倉愛里だと言う。そこで波瑠加が激怒する。綾小路は客観的な意見を言ってるだけでそれはクラスが判断すればいいだけだと言い、逆に誰を退学にすべきだと問う。

すると波瑠加がは池の名前を出す。そして愛里の退学に反対する者に手を挙げさせる。すると3人だった。次に池が退学することに反対することに挙手させると11人だった。綾小路は友人関係も立派な能力だと言い、愛里は池に劣っていると言わざるを得ないという。波瑠加はこんな形で退学させるなんてことはできるはずないというと啓誠が正直に言えば300ポイントを失うのは致命的だと話す。波瑠加は私達仲間じゃなかったのと問う。そして波瑠加が自分が退学するといい立候補する。

すると賛成35票、反対3票だった。1票は愛里であることは明白であり、愛里は退学にさせることなんてできないという。後の2人の反対は明人と綾小路だった。綾小路はクラスで最も能力の低い生徒を切るべきだと話し、だから櫛田も波瑠加もそれに当てはまらないという。抵抗を続ける波瑠加に愛里はもういいんだよと悟ったように笑う。そして皆私に投票してくださいと言う。波瑠加は嫌だと言いながら喚く。綾小路は親友の愛里を救えるとすれば波瑠加自身のテで賛成を入れて前を向かせることだけだと言う。

そして愛里が波瑠加を抱きしめて立候補する。しかし投票が宣言されてからもまったく投票時間が終わらなかった。愛里が波瑠加ちゃん!と今までで一番の大声で叫ぶ。そして投票が終了する。賛成38票反対0票。愛里の退学に関して賛成による満場一致が決定し、5つ目の課題が終わる。




退学

茶柱が他の3クラスは試験を終えているが、今日はすぐに帰宅してもらうと言い、佐倉に関してはこの後職員室へ来てもらうのに教室に残るように言う。そうして全員に退室を促す。綾小路は一足先に外に出ると携帯を返却され、そこで啓誠がお前が間違ったことをしたと言うつもりはない、ただそれでも俺は自分のしたことが正しかったと言えるのかという。そして、玄関口へ向かうと堀北が追いかけてきた。堀北は櫛田と話しで自暴自棄にならないようにだけ言ったという。

そして、ごめんなさいと謝る。それは私の実力が足りてなかったからだという。綾小路に大きな枷を背負わせてしまい、大切なグループに大きな傷跡が残り、この先修復できるとは思えないと話す。綾小路はむしろそのほうが好都合と思える日が来るかも知れないというと堀北はどういう意味かと問う。しかし綾小路は気にしないでくれと言う。そんな所に愛里がやってくる。私は行くわと言い、綾小路はああ、それがいいと言う。

そして、最後に見せておきたかったと言うと、メガネを外し髪型をお洒落にしていた。そして波瑠加のことをよろしくという。そして売買清隆くんと言ってとびきりの笑顔を見せて背を向ける。綾小路はその光景を見て思い出す。敗者はいつも手遅れになってから自分の惨状を振り返り後悔する。それはホワイトルームもこの学校も変わらないと思う。

茶柱の語り

放課後、綾小路は約束通り、屋上で待っていた。そこに現れたのは茶柱。そして過去を語る。あの日3年BクラスはAクラスの背中を捉える所まできており、特別試験で逆転できる可能性があった。最後の試験は今回と同じで、時間が立つにつれて議論は加熱したとか。しかしクラスの意思は少しずつ傾き始めたとか。そしてクラスにはある男子生徒がおり、平田と池を合わせたような人間だとか。そしてクラスのリーダー的存在でムードメーカーでもあったとか。

そしてその生徒は一つの答えにたどり着き、賛成で満場一致へ誘導したとことで皆に言った。それは自分が退学になることだという。しかしその後も満場一致になることはなかったということだった。それは最後までその生徒の退学に反対をし続けた生徒がいた。そしてそれが茶柱だったとか。茶柱にとってその生徒は大切な恋人になったばかりの存在だった。そしてそれは特別試験が実施される前日だったとか。

茶柱が反対を続けていると、クラスメイトは矛先を茶柱に向けてきたという。しかし茶柱は最後まで反対に投じ特別試験を時間内に終了させることができなかった。クラスはマイナス300ポイント、更にAクラスは退学者を出し差は450ポイントも広がっていた。合わせて523ポイントの差になり、あと僅かの差だったAクラスとの差は絶望的な距離になった。




綾小路は恋人は退学しなかったのか聞くと、茶柱は何のために守ったかわからないが、特別試験が終わった時に私達の関係も自然と終わったという。24時間にすら満たない間であり、その後の最終試験の直接対決でも負け、3年間は終わったという。その後彼とは一度も会っておらず、どこで何をしているのかもわからないという。高校生の茶柱はこの学校が全てで、彼が全てだった。今にして思えば間抜けな話で仮にAクラスになれなくても、悔いのない戦いをすべきだったと話す。

茶柱は11年間もの間、自らの選択の過ちを後悔し続けていた。そこで綾小路はこの特別試験は本当の正解はなく、心から完璧に満場一致させるのは不可能だと言う。そして強いて言うならその生徒は戦略を見抜けなかったことが敗因だと言い、茶柱のクラスがAクラスに行く方法は一つだけ残されていたという。最初に彼が反対での満場一致を諦めた時に退学の決意をした。そこで取ったのはまず賛成で満場一致にしてから考えようということだった。優秀なリーダーを欠いて勝てるほど卒業試験は簡単なものかと聞くと茶柱は万全な状態で一致団結してたら互角だったかもしれないという。

つまり、リーダー不在の選択はありえない。しかしそれ以外の誰かが欠けることでもAクラスは勝てなかった。となれば唯一ほ農法は賛成と反対の選択肢で踏みとどまることだったという。綾小路は茶柱のクラスはあくまで勝つための意見で割れており、票がまとまらなければ、やがて時間切れで敗北する。そうなれば賛成派は反対票に投じ始める。口で抵抗していても残り時間1分を切った最終投票ならどうか。賛成に入れたところで、特定の生徒を退学させる時間はないという。

茶柱は佐倉の綾小路に対する感情を見抜いており、他社を犠牲にする方法もあったのではと聞く。綾小路はあの時は堀北に有無を言わせない迫力があったからまともに抵抗するには時間が足りなかったという。綾小路も出来得る限りの方法で満場一致に導こうとしたが、櫛田は止められなかったという。退学者を出す選択をした時点で追い詰めない限りは解決できないと判断したとか。あの時の櫛田は堀北の存在に心を乱されこの学校に残る選択を受け入れた。これは綾小路の想定にはなかったものだとか。

ああなってしまった以上残された選択肢は消去法であり、勉強や運動ができるか、コミュニケーション、洞察力、観察力。OAAの順位を見るしかないという。そして他の生徒なら障害は多いが愛里なら障害は波瑠加だけ。正確も愛里は自分から辞めたくないと訴えかけるのは得意じゃない。そして愛里は波瑠加を賛成に投じない。そして選んだのは自ら自己申告することでクラスを困らせて学校に残る選択をしないという。綾小路には愛里の心理状態がわかっていた。

そして最後のひと押しは退学すべき人間は愛里だと大切な人間から通達すること。綾小路の口から告げられれば愛里も理解するしかない。そこで茶柱はお前は一体何人の人間を切り捨ててきたんだと聞くも言わなくていいという。そうして、今日は時間をくれてありがとうと言う。綾小路は今回の特別試験を通じて過去と決別できたようですねという。そして茶柱は決めたぞと言いなんとしてもお前達のクラスをAクラスで卒業させるという。そうして、綾小路は帰ると言い、最後に茶柱先生と強調して呼ぶ。彼女はもう大丈夫。この特別試験を経て生徒に負けないくらい成長した。高校3年生で止まったままの心が一気に今の年齢へを追いつき始めた。




『ようこそ実力至上主義の教室へ』2年生編5の感想

今回は堀北のクラスメインの話で、2年生以外登場しませんでしたね。やっと茶柱の過去が明かされましたが、だからこそ星之宮がずっと茶柱に色々言っていたんですね。時間切れでクラスポイントを失うだなんて、本当に最悪な結果であり、そして恋人との関係も終わるという茶柱にとってなんの為に守ったかわからない反対票でした・・・退学者を出すという選択になった時点で、茶柱は恋人と別れる選択肢しかなかったということですもんね。

※執筆継続中

『ようこそ実力至上主義の教室へ』2年生編5の考察

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